8月4日私には彼氏がいる
かっこよくて、
優しくて、
大人っぽくて。
私は彼が大好きだ
でも最近私に対して冷たくなった気がする。
夢野
叶斗
夢野
叶斗
夢野
夢野
叶斗
叶斗
ほら
前は構ってくれたのに。
愛想つかしちゃったの?
夢野
夢野
叶斗
夢野
夢野
私は泣いた
次の日目が腫れてみんな心配してくれた。なのに叶斗は、
叶斗
夢野
衝撃だった。
夢野
叶斗
学校で初めて泣いた
悲しかった。
何日も泣いてわかったことは、
叶斗が好きで好きで大好きだってことだった。
明日謝る。
8月4日俺には彼女がいる。
かわいくて、
優しくて、
構ってあげたくなる。
俺は彼女が大好きだ。
最近、彼女の誕生日が近いので
誕生日会をやろうとした
あのこの親友とか、
先生とか呼んで。
でも、顔や態度に出やすいので
ちょっと我慢して
彼女に構わなくしていた。
夢野
叶斗
叶斗
夢野
叶斗
叶斗
夢野
叶斗
夢野
叶斗
叶斗
叶斗
叶斗
叶斗
夢野
夢野
叶斗
たったった
ばたん
叶斗
叶斗
夢野
叶斗
ズキッ
叶斗
叶斗
次の日学校に行ったら
彼女の目が腫れてた
叶斗
周りが心配してた。
夢野
叶斗
叶斗
夢野
夢野
叶斗
夢野
叶斗
そろそろ俺も我慢の限界だった。
何日も悩んでわかったことは
夢野のことが好きで、好きで、 大好きだってこと。
明日謝る。
8月11日最近顔を合わせてくれなくなってしまった、
彼女が死んだ。
よくわかんなかった。
俺の家に謝りに来ようとしたとき、
暴走した大型トラックに引かれて死んだ。
叶斗
自分を責めた
責め続けた
ご飯もしばらく食べてないから
七キロ痩せた。
俺があんなことしなければ
そう思うと胸が痛む
自殺も何度も考えた。
でもダメだった
何度やっても結果は同じ
うっとうしいくらい同じ思いが込み上げた
叶斗
..生きたいだなんて図々しい。
好きな人一人守れなくて
何が生きたいだよ。
眠れない日々が続いた
眠りにつこうとすると
夢野の顔が浮かぶ。
つらい
すごくつらい
でもある日
久々に眠ることができて
夢の中に彼女が
夢野が現れた
こちらを見ると
俺のことを探していたような顔で
走ってきた
俺の前に立つと、
俺のことを抱きしめた。
細い腕で
ずっと。
夢野
叶斗
俺達はしばらく抱き合っていた。
夢野
叶斗
夢野
叶斗
夢野
夢野
夢野
叶斗
夢野
叶斗
夢野
叶斗
夢野
叶斗
夢野
叶斗
夢野
叶斗
いつものノリが楽しい。
俺と夢野は長くしゃべった。
夢野
叶斗
夢野
叶斗
駄々をこねる子供みたいだ。
夢野
叶斗
夢野
叶斗
夢野
叶斗
夢野
叶斗
叶斗
夢野
叶斗
夢野
夢野
夢野
夢野
夢野
夢野
夢野
夢野
叶斗
夢野
夢野
まぶしい光に包まれて...
朝が来た
太陽の光がやけにまぶしく感じる
叶斗
叶斗
窓を閉めて横にあるテーブルに目を向けると...
そこには手紙が置いてあった。
叶斗
内容はこうだった
カナくんへ
この手紙に気づいてくれて、嬉しいよ❤❤❤
何の前ぶれもなく死んでしまってごめんなさい。
心配してくれてありがとう
でもねカナくんが思うほどこの世界は怖くないと思うの
って言ってもカナくん、気難しいから意志とか変えないと思うんだよねー
だからねカナくん君の願いを一つ叶えようと思います
叶斗だけにね!
最後に私のこと好きになってくれて
ありがとうございます。
カナくんのことがずっっっと大好きな彼女
夢野より。
俺は泣いた
理由もよくわからずに。
こんないたずらかもしれない手紙に
涙が止まらなかった。
叶斗
叶斗
叶斗
叶斗
叶斗
叶斗
叶斗
思っていたことを言葉に出すと
あぁきっとそうだと思って
さらに涙が出てきた。
...俺も夢野に手紙を書こう。
夢野
そう近くで夢野の声がしたきがして
また涙ぐんだ
10年後
夢野へ
あの時手紙をくれて
嬉しかったです。
あの日会いに来てくれたんだよね?
嬉しかったです。
夢野のあの声をもう聞くことが出来ないと思うと、
やっぱり悲しいです。
君が俺にくれたように
君にも勇気が届きますように
クラスのやつらは
大体が結婚するそうです
俺はしません。
理由は夢野としたかったから
子供が出来なくても
君と一生歩いていきたかったから。
だからしません。
最後に
俺のこと好きになってくれて
ありがとうございます。
夢野のことが一生好きな彼氏
叶斗より。
俺が手紙を書いたのは
清々しいほど真っ青な空が
広がっている日だった。