蒼桜side
ふー、今日は
いよいよボイトレの練習が
始まるんだね、
なんか緊張してきたな、
優依
あおちゃんと
違うチームに
なっちゃって
寂しいな、

蒼桜
ゆいちゃん、私もだよ!
お互い頑張ろ?

優依
うん!
じゃあ、またお昼にね?

蒼桜
うん!また後でね?

珠希
竹内さん、私たちの
チームはこっちでしょ?
早く来なさいよ。

蒼桜
あ、たまきちゃん
ごめんね!
今行く!

MIO
はい、皆さん!
おはようございます!

全員
おはようございます!

MIO
今日は、皆さん
待ちに待った
ボイトレの練習が
始まります!
まずは、楽しく
気持ちよく歌えるように
頑張りましょう!

全員
はい

蒼桜side
ううっ、
なんだか余計に
緊張してきたな、
私が、少しだけ
緊張してる姿を見て
すかさず
たまたま隣にいた
寺西さんが、
拓人
あ、もしかして
緊張してるの?

蒼桜
あ、はい。
え、えっと

拓人
寺西だよ。
よろしくね?

蒼桜
寺西さん、
はい、
宜しくお願いします!

拓人
ふふっ、僕もはじめは
凄く緊張したけど
だんだんと、慣れてくるから
大丈夫だよ。

蒼桜
そうなんですね!
ありがとうございます。

蒼桜side
寺西さん、落ち着いてて
素敵だなー!
流石、大人の男の人って感じ。
拓人
じゃあ、僕は
向こうのチームだから
また何かあったら
声かけてね?

蒼桜
はいっ、
ありがとうございます!

私が寺西さんと
少しだけ
お話していると、
隣に、たまきちゃんがやってきて
珠希
ち、ちょっと、
竹内さん、
あ、あなた
寺西さんと
一体、何のお話してたのよ?

蒼桜
え、い、いや
なんかボイトレするの
緊張しちゃうよね!って
話してて

珠希
そ、そうなの、
そ、それにしては
随分、嬉しそうだったじゃない
あなたの顔、

蒼桜
え、えっ!?
そ、そんな事ないよ、

珠希
な、何よ。
あなた、寺西さんの事
ね、狙ってるわけじゃないでしょうね?

蒼桜
え!?
な、なんで?

珠希
なんとなく
そんな気がしたのよ。
もし、そうだったら
私許さないから。

蒼桜
は、はぁっ、

私にイチャモンを付けて
たまきちゃんは
自分の指定地に
戻った。
MIO
はーい!
そこ、
おしゃべりしてないで
練習再開するわよー!

蒼桜&珠希
はい、

珠希
も、もう
あなたのせいで
怒られちゃったじゃないのよ、
(蒼桜だけに聞こえる声で)

蒼桜
えー、
わ、私のせいなの?

蒼桜side
ううっ、
このチームで
今後やっていくのかと
思うと不安で仕方ないよ、
MIO
はーい、
じゃあ、Aチーム、Bチームは
向こうのレッスン場に
移動して練習するわよ!

A、B
はーい!

蒼桜side
あ、Aチームだから
ゆいちゃんとは
別の場所で
練習することになるんだ、
なんだか不安だな……。
私の不安そうな表情を
見たのが
すかさず、のあくんが
乃我
ん?あおちゃん?

蒼桜
わっ、のあくん。

乃我
ごめん、
なんか驚かせちゃって
どうしたの?なんか、
不安そうな顔してたけど、

蒼桜
あ、い、いや
な、なんでもないよ?
はははっ、笑

のあくんを
心配させまいと思い、
私は必死に作り笑いをした。
乃我
ほ、ほんと?
もし、何か困った事が
あったら
言ってね?
僕が相談にのるからねー?

蒼桜
ありがとう!
のあくん。

蒼桜side
乃我君は、本当に
優しくて良い子だな。
よし、私も
こんな事でくよくよ
してられないよ!