瑠璃
ねぇ、、、

柊羽
ん?

柊羽
どした?

瑠璃
これ作ったんだ////

柊羽
お、マジ?

瑠璃
うん

瑠璃
よかったら食べてね

柊羽
サンキュ!

柊羽
家帰ったら食べるわ

瑠璃
ありがと

柊羽
昨日ありがとな!

柊羽
めちゃ美味かったわ!

瑠璃
ホント?!

瑠璃
ありがとー

私は、少し前から気になっていた
彼に、思い切ってバレンタインに
手作りクッキーを渡しました。
次の年も、彼と同じクラスになり、
更に新学期、隣の席になりました。
瑠璃
今年も同じクラスだね

柊羽
あっホントじゃん!

柊羽
今年さ、去年同じクラスだった
やつ少なかったから嬉しーわ!

瑠璃
ホントだよねー

柊羽
今年もよろしくな!

瑠璃
うん!

彼は、誰にでも優しくできて、顔も
かっこよくて、勉強は…
あんまできないけど、
そんな彼が好きだった。
美夢
高瑠璃(たかるり)ー

瑠璃
何ー?

美夢
最近さ、柊羽(しゅう)と
どうなのよ?

瑠璃
え、どうって?

美夢
ばーかw

美夢
バレンタイン、あげたんでしょ?

瑠璃
え、何でそのこと知ってるの?

美夢
噂で隣のクラスの男子に
聞いたんだよ

美夢
で、どうなの?

瑠璃
どうって…

柊羽
お前ら何話してんのー?

美夢
ううん!何でもないよー!

柊羽
おう、そっか

柊羽
ところでさ高瑠璃ー

瑠璃
何?

柊羽
今日筆箱忘れちまってさー

柊羽
ちょっと貸してくんね?

瑠璃
えっ、いいよー

柊羽
サンキュ

美夢
ほら高瑠璃、やっぱいい感じ
じゃんかー

瑠璃
うるさいなぁw

美夢
ごめんごめんw

そんな感じで、少し友達から
弄られたりしてました。
芙実
ねーねー美夢(みゆ)ー

美夢
ん?何ー?

芙実
工瑠莉(くるり)ってさ、

美夢
うん

芙実
最近柊羽と仲良くない?

美夢
だよね!?

芙実
美夢さ、

芙実
あの噂知ってる?

美夢
あの噂って?

芙実
工瑠莉が柊羽に告ったってやつー

美夢
え?!

美夢
マジー?

芙実
らしいよ

美夢
へー

美夢
そーなんだー

芙実
うん

美夢
ねー芙実(ふみ)ー

芙実
何?

美夢
高瑠璃去年さー、柊羽に
バレンタインあげたらしいんだけど
さー

芙実
えー?!

美夢
柊羽も高瑠璃のこと好きそう
だったしなー

芙実
すごい事になってんじゃんかーw

美夢
なんか高瑠璃可哀想だなー

芙実
ねー

美夢
ちょっと私から高瑠璃にその事
知ってるか聞いてみよっかな

芙実
えー?大丈夫かなぁ

美夢
まぁ噂になってんだから
知ってるでしょ

芙実
そうだよね

美夢
じゃあちょっと今から
聞いてみるねー

芙実
分かったー

美夢
ねー高瑠璃ー

瑠璃
何ー?

美夢
最近さ

美夢
あんまり柊羽と話してなくない?

瑠璃
んー

瑠璃
そうかなぁ…

美夢
何かあった?

瑠璃
いや、

瑠璃
そうでもないよ

美夢
それと、

瑠璃
?

美夢
工瑠莉が柊羽に告ったって噂、

美夢
聞いた?

瑠璃
え…?

美夢
あっ、ごめん

美夢
知らなかった?

瑠璃
…うん

美夢
ごめんね

美夢
知ってると思ってさ

瑠璃
……

そんなことを耳にし、
私は少し、…いや、かなり
傷つきました。
しかも、その工瑠莉という子は、
私がクラスで1番仲が良かった
子です。彼女は、頭も良くて、
足もまぁまぁ速くて、可愛い子です。
瑠璃
ね、ねぇ、工瑠莉、、

瑠莉
何?

瑠璃
柊、柊羽にさ、

瑠璃
告ったって、ホントなの?

瑠莉
うん、そうだよ

瑠璃
そ、それで、

瑠璃
どうだったの…?

瑠莉
・・・・・・・・・
なんか反応イマイチだったけど、

瑠莉
オッケーだったよ!

瑠璃
そ、そうなんだ…

瑠璃
よかったね!

瑠莉
うん、ありがとう!

瑠璃
(どうしてだろう、ホントは
私去年、柊羽にバレンタイン
あげたよって言いたかった
のに、よかったね!なんて
言っちゃったよ)

瑠璃
どうしよう…好きだったのに…
