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【教室】
りりか
ふぅ…疲れたぁ
りりか
(教室って待機室からこんなに遠かったんだ…)
りりか
(なんか意外だな…)
りりかはリックを開け、トランプを持って教室を出た。
独り廊下を歩いていると、何か不穏な予感を感じた。
それがなんなのかりりかにはわからなかった もしかしたらみんなに何か起こったのかもしれないとも思ったが、 教室と待機室は遠く、不審なことがこの辺りでは起こり得ないと思っていたのである
りりか
(だんだん暗くなって来た…？)
りりか
(おかしい…まだ3時なのに薄暗い…)
りりか
(もう誰かが廊下の電気を消しはじめたの…？)
りりか
(…?あそこは…旧図書館？…)
彼女は通りかかりに見かけた旧図書館に寄ることにした
りりか
(今では図書委員どころかスタッフさんも来なくなったらしいけど…)
りりか
(なんか不気味だな)
りりか
(本がボロボロ…本棚も埃だらけ…)
りりか
(どうしてここだけうっすら電気がついてるんだろ…)
りりか
(だいぶ前にまた新しく西校舎に図書館を作ったから
ここはほぼ使われなくなったはずだけど…)
ここはほぼ使われなくなったはずだけど…)
りりか
(早く戻ろう…)
ガタン！と大きな音がして、間も無く分厚い本が彼女の足下に落ちてきた
りりか
！？
何処か近くから誰かの足音が聞こえてくる… それはだんだんと近づいてきていた
？？
りりか…?
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作品ページ
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