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この世界には、「人間」と「鳥化人間」が存在する。
黒山 優が、なんで名前と合わない見た目をしているのか。 生まれつきのものだとしても、なぜ変えようとしないのか 前回の話で分かりましたね。
次は、一体誰の何が暴かれるのでしょうか。
キャラ名 羽山 壊羅 (はやま かいら) 黒山 優 (くろやま ゆう) 苗木 零成 (なえぎ あまな)
それでは、どうぞ
零成と別れ、家に入る。
羽山 壊羅
すると、家の奥から、母さんの少し早い足音が聞こえる。
母
あぁ、まただ。 普通の人間なら、怪我だけでここまで心配されることは無い。 全てこれは、僕が「鳥化人間」だからだ。
羽山 壊羅
羽山 壊羅
母
母
羽山 壊羅
人間の体を維持するのは、少し体力がいる。 だから、怪我や、跡が残った時は、家の中だけ鳥でいることが多い。
羽山 壊羅
深夜に家を抜け出した。 こんなことをしたのは初めてだ。 夜に家を出るとか、暗いし何があるか分からない。 危険いっぱいな場所に自ら踏み込んでいるのと同じだ。
コンビニでアイスを買い、公園で食べる。 昔から憧れていたことだ。 母さんは、僕を心配しすぎて疲れたのか、爆睡していた。 おかげで、バレずに家を出れた。
羽山 壊羅
こんな時間だし、周りに人も居ない、来ることもほぼない。 そう思っていた。馬鹿だった。気を抜きすぎた。 アイスを取りだし、袋の上に乗せ、鳥になる。
でかっ!いっぱい食える!
もう食べ終わる!
黒山 優
黒山 優
は、!? 黒山 優!?
やばい、どうしよう。 大丈夫僕は、鳥だ。
黒山 優は、鳥になった、羽山 壊羅に近づき、撫でた。
え。
羽山 壊羅を撫でたその手は、ありえないくらいに、優しかった。
気が緩み、黒山 優の手の上で人間の姿に戻ってしまった壊羅。
黒山 優
羽山 壊羅
横に置いといた服を慌てて着る。
黒山 優
羽山 壊羅
もう、なんと言い訳しても、厳しい状況。
黒山 優
まただ。この感覚。 悲しいじゃない、なんか、、この。 全身から力が抜けて。
昔のことは、あまり良く覚えていない。 いや、忘れるようにしていたから、もう忘れてしまった。
だけど、ずっと言葉と声だけが、頭にこびり付いて離れない。
︎︎
︎︎
︎︎
︎︎
辞めてくれ。 僕は、「人間」だよ。少し人と肌を触れ合わせちゃいけないだけ。 それだけ…それだけなの…
いや…「触れ合えない」それだけで… 人間扱いされなくなるのか。
だから僕は、どれだけ仲良くなろうが 「人間扱い」されなくなるのが嫌で。 誰にも言わないようにしていた。バレないように。隠していた。
でも…
今1番バレたくないやつにバレてしまった。
黒山 優
羽山 壊羅
羽山 壊羅
僕のその言葉に、黒山 優は、笑った。
黒山 優
羽山 壊羅
羽山 壊羅
黒山 優
黒山 優
羽山 壊羅
僕は、「鳥化人間」ってだけで、何も出来ないと。 偏見まみれの世界で生きてきた。 自分が他の人に偏見を持つことなんてないと思っていた。
でも。今。 僕は人に偏見を持ち、それを相手に伝えてしまった。 今まで自分がされて嫌だったことを、相手にやってしまった。
羽山 壊羅
黒山 優
羽山 壊羅
羽山 壊羅
黒山 優
羽山 壊羅
羽山 壊羅
黒山 優
羽山 壊羅
羽山 壊羅
黒山 優
黒山 優
黒山 優
羽山 壊羅
腕…折る気なのか。 あぁ、また偏見を出してしまった。 僕を撫でる手が、すごく優しかった。偏見でさえも溶かしてしまうような そんな優しい手だった。
羽山 壊羅
でも、少し怖かった。 信用も大してしてない。話したことも、そんなにない。 皆から怖がられてるやつに、腕を触らせることなんて。
黒山 優は、羽山 壊羅の腕を触る。 すごく優しく、撫でるだけだった。
黒山 優
羽山 壊羅
少し恥ずかしかった。 人に肌を触れさせるなんて、本当に少なかったから。 黒山 優の、優しい触り方が、余計羞恥心を煽ってくる。
たったの、5分。 その時間が、僕からしたらすごく長く感じた。
羽山 壊羅
黒山 優
これで、終わりだ。 内緒にしといてと伝えて、もうこいつとは、関わらないでおこう。
羽山 壊羅
黒山 優
このまま帰ろう。
♡ 20 𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝