正解の道

あの出来事があってから僕は勉強を今まで以上に頑張った。

実はいうとお母様の手紙には続きがあって…

追記:私の会社の跡継ぎの決定権を貴方にあげるわ。ほとけが社長になっても誰かを採用するのも貴方の自由よ。 これからの人生、上手くやっていってね。

って書いてあったんだ。

だれが社長になったかというと…

そう、社長はないちゃんになった。 ないちゃんは昔から生徒会長をやっていたりみんなを引っ張ってくれたから社長に適してると思ったんだ。

そして会社名も変わった。 名前はVOISING。 かっこいいでしょ？今のところ3つのグループしか入ってないんだけど…まだまだ大きくするつもり！！

そのVOISINGには僕たち6人のグループも入ってるんだ！！ いれいすって言うんだけどね？ 武道館を目指して頑張ってるの！

そして今日僕はあるところに行く。 それは…

そう、お母様と執事たちのお墓。

もし困ったときは───

ほとけお坊ちゃまのお友達や周りの方々に助けを求めてください。 ほとけお坊ちゃまはついつい溜め込みすぎてしまうことがあります。 ですが…1人で悩まず、誰かに助けを求めることも大切です。

…いままでありがとうございました。 私がほとけお坊ちゃまの生きるための力になれたのなら私は幸せです。

…大好きですよ。

みんなは今辛いことはないかな？

もしかしたらみんなは周りに話せないくらい辛く、苦しい思いをしながら今を生きているかもしれない。

…でもね、どんなに苦しくても悲しくても……1度間違えた道に行ってしまっても。

そこで諦めないで1度休んでほしいな

どれだけ人生を否定されても、夢を否定されても、生きることを否定されても。

死なないで生きてほしい。

これは綺麗事かもしれないけどね、 生きていればきっと、辛いことを乗り越えてこればきっと、そのうち報われるんだよ。

…僕みたいに1度道を間違えても、 みんなにたくさん迷惑をかけても。

辛いことに抗って生きたらそのうち報われるんだよ。

みんな向かっていこう。 僕と一緒に頑張っていこう！！

だから今日は僕もゆくよ。

明るい未来に進むために、間違った道に進まないために。

──正解の道を歩むために

…そしてこの後、 ──と付き合ったのはまた別のお話