20xx年
これは今よりも少し先の物語
子供(0〜18歳)だけに感染するという世にも奇妙な病気が日本で流行った
これにより少子高齢化はますます進み
子供は貴重な存在となったらしい
唯一その感染症はI県には広がらなかった
そのため政府はその県に特別な小中高いっかんの学校を急いで作り上げた
蒼
(今日から新しい校舎での新学期!!)
蒼
(なんでこの県だけ感染者がいないのか分からないよ?)
蒼
(でもね!)
生きてる
蒼
(奇跡のように)
蒼
(だからその分)
蒼
(他県の子達の分まで生きていこうって思えるんだ)
蒼
(新学期で1番退屈なもの…)
蒼
(それは校長先生のお話!)
蒼
(長いし難しいし嫌になるんだよね笑)
蒼
(でも今回は違うみたい!!)
校長先生
最後に面白いお知らせです
校長先生
人間にそっくりなAIロボットが学校に通ってます
校長先生
ロボットは自分で自覚してなく人間だと思い込んでます
校長先生
科学の進歩により
校長先生
感情があるみたいなので楽しく過ごせることでしょう
校長先生
これで終わりです
蒼
(AIロボット!!)
蒼
(誰がそうなんだろう!?)
キャー!!
大きな悲鳴が聞こえたと思ったら
急いで作った体育館には欠陥があったらしく
天井が抜けてきた
そこで僕は知りたくなかったことを知った
大きな怪我をしたはずなのに
血が出るどころか痛みさえなかった
周りを見渡しても誰一人として声をあげず戸惑っていた
みんなの体は傷だらけで
皮は破れて骨の代わりに金属らしいものが見えた
僕の体にも金属らしいものが見える
先生は言った
「人間にそっくりなAIロボットが学校に通っています」と
1度も1人だなんて言っていなかった
緊急事態発生
至急職員は駆けつけるように!!
僕達は生きてなんていなかった
この言葉を最後に僕は意識を失った
起きるとそこは教室で
なんだかとんでもないことを知った気がしたが
きっと
夢だったんだろう…