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これは、僕がまだ小さい頃の話___。
体育でサッカーをしていた。
祐也
祐也
卓也
卓也
卓也
祐也
バコッ___!
ボールが突然僕の足元に来たことに気づいた。 でも、遅かった。
ドタッ..
祐也
祐也
卓也
卓也
祐也
祐也
祐也
卓也
祐也
卓也
卓也
祐也
卓也
卓也
祐也
卓也
卓也
卓也
卓也
祐也
卓也
卓也
祐也
祐也
祐也
卓也
卓也
卓也
卓也
卓也
祐也
卓也
祐也
祐也
祐也
卓也
僕は悔しくて、悔しくて....
思わず、幼稚園を抜け出してしまった。
真っ暗な路地を駆け走った。
祐也
僕は名前を呼ばれたことがない.....
自分の声をお父さんお母さんに聞いてもらったことがない。
悔しくて、悔しくて、悔しくて....!
無我夢中に走った。
周りでは...
おばさん
女の子
女の子
なんて話してる。
このくらい、当たり前だと思う人もいる。
でも、でも...!僕からしたら、
羨ましい。
普通でいることが、何よりも羨ましい。
普通の家族で....
居たかった。
なのに、なんで神様は...
....いじわるするの?
祐也
ドンドンドンドンっ!
僕の家は引き戸だから、おもっきり叩かないと 中にいるお父さんお母さんに僕がいることに気づいてくれない。
と、やっと気づいてくれたのか....
お父さん
手話で「おお、祐也か。」と優しく迎えてくれた。
急に帰ってきたことにも、驚かず。
僕は中に入った瞬間...
お父さんに抱きついた。
祐也
お父さん
「どうしたんだ?急に」
祐也
聞こえないのは分かってるけど 一生懸命話ながら、同時に手話もして話した。
祐也
お父さん
祐也
祐也
祐也
祐也
お父さん
するとお父さんは手話で、
トウサンモ、ユウヤのナマエヲヨビタイサ。 デモ、こんナショウガイをモッテイルカラ、 ヨベナイ。ソレダケハワカッテクレ。 イキテイルナカデユウヤのナマエヲヨベナイのがクヤシイ。 カナシイ。でも、コレハカミガトウサンニクレタ シレンなんだ。シッテルカイ?カミハ、 「コノヒトナラ、ショウガイがあっても、人生ノリコエレルダロウ」 と、ジュンにキメテイクンダヨ。 だから、ノリコエナイトいけない。ナニガアッテモ。 ソリャ、祐也がウマレタとき、どうにかして ユウヤの声がキキタイキコエルヨウニなりたい。 ソノオモイデカアサンモイッショウケンメイ ジブンノミミをユウヤの口のチカクニアテテ ナキナガラ必死にキコウトしてた。 「カミサマ!どうかユウヤの声をキカセテ!!」 とな。 コンナオヤデゴメンナ。 フツウノカゾクジャナクテごめんな。 でも、ドウカトウサンカアサンを キラワナイデクレ。
父さん、こんなに思っていてくれてたんだ... 優しさに気づけない僕は....... 悲しさに負けた。
僕は床にたち崩れた。
もちろん、そのに呼ばれない悔しさと悲しさもあった。 でも今は、感動という方が大きい。
祐也
祐也
祐也
祐也
祐也
祐也
祐也
お父さん
祐也
祐也
祐也
僕はお父さんに満面の笑みで手話をし、話した。
父さんはわかってくれてありがとうという 優しい顔で、優しく話を聞いてくれた。
産んでくれて、
ありがとう。