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主は食事を終えると屋敷内の 広い大浴場へと来ていた。
ちゃぷんっ
主
主
主
主は、独り言を言い、ため息をつきながら、ゆったりとお湯に浸かっていると、人の視線を感じ、急いで振り返る。
バジャンッ
主
シーン…
主
主
主は慌てて上がるとバスタオルを巻いた状態で急いでみんなの元へ走った。 主がいなくなった後、柱の影から 人が出てくる。
何者か
そして、何者かはその場を 立ち去った。
廊下を走っていると、目の前から ハナマルが歩いてくるのが見え、主はハナマルに助けを求め、ハナマルの胸に飛び込む。ハナマルは、そんな主を抱きとめ尋ねる。
主
ハナマル
目のやり場に困りながらも、主が尋常じゃないほど怯えているのに気づき、自身の上着を脱ぎ主の肩にかけると、ゆっくり、主の話を聞く。
ハナマル
主
ハナマル
と怒りを抑えながら、震える主の左肩に左手を回し、右手で主の手を取り、寄り添い、急いでハナマルは主を別邸の執事が泊まる部屋へと連れていく。
別邸の執事達が泊まる部屋
ユーハン
テディ
ハナマル
と怒りを抑えながら、真剣な表情で テディとユーハンに告げるハナマルに2人はうなずく。
ユーハン
テディ
ハナマル
そういい、主の頭を右手で撫でると優しい微笑みで精一杯、怒りを抑え主を安心させるとハナマルは部屋を後に する。 そして、テディは急ぎ、2階の執事達へ知らせに行く。残された主とユーハンはユーハンが主を落ち着かせるために、自身の掛け布団を持ってきて、主の体へかけ、主の左手を自身の左手で包み、主の背を右手でさすって 告げる。
ユーハン
主
ユーハン
そう、主から離れようとするユーハンの左手を主は右手で掴む。そんな主に中腰になりかけていたユーハンは一度しゃがみこみ主の目線に合わせると微笑み、右手で主の頭を優しく撫でこう言った。
ユーハン
主
ユーハン
主
ユーハン
そうして、主から離れ、お茶を入れに行くユーハン。そして、その直後、慌てて、2階の執事達とテディが別邸の執事達が泊まる部屋へと入ってきた。
ボスキ
そして、直ぐにボスキが主の傍に 来て、掛け布団にくるまる主の両肩 あたりに手を当て掴むと心配そうに 主の顔を覗き込む。
主
ボスキ
主
ボスキ
そんな怒り顕なボスキは 主から離れ立ち上がると
ボスキ
そういうボスキは拳をギュッと握ると怒り全開で部屋から飛び出していく。その姿を見てハウレスがボスキを 追いかけていく。
ハウレス
ボスキ
廊下から聞こえてくるその声に 主は近くにいたフェネスに言う。
主
フェネス
そういうと慌てて、ボスキとハウレスの後を追って部屋を飛び出す フェネス。
テディ
アモン
主
ユーハン
テディ
アモン
ユーハン
テディ
と執事達が論争をする中で、 ユーハンは、そっと主にお茶を渡すと
ユーハン
主
そして、かけ布団から両手を出し、 お茶を受け取ると、掛け布団がズレ 落ち、ハナマルの上着を肩からかけ、タオル一枚で太ももまで見える 主の姿が表れる。
アモン
テディ
ユーハン
主
テディ
アモン
ユーハン
主
アモン
ため息混じりにそういい、主の頭を優しく撫でるアモンにテディとユーハンも頷きいう。
ユーハン
テディ
主
主
アモン
ユーハン
テディ
そんな悶々とする執事3人を他所に お茶を飲む主であった。
依頼主の書斎
ゴンゴン
ビクッ
強く扉がノックされ、びっくりする依頼主。それにいち早く対応をする メイド。
依頼主のメイド(メアリー)
ハナマル
依頼主のメイド(メアリー)
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
と慌てて書斎から立ち、机の前に立つ依頼主にメイドが扉を開くと、ハナマルは勢いよく入ってズカズカと依頼主の前までくると怒りの形相で依頼主の胸ぐらを掴み尋ねる。
依頼主のメイド(メアリー)
ハナマル
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
依頼主のメイド(メアリー)
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
とメイドは怯えながらも必死に依頼主の胸ぐらを掴むハナマルの腕にしがみつき、依頼主からハナマルの手をどかそうとする。そんなメイドを必死に庇おうとする依頼主のその姿に、ハナマルは一旦怒りを抑えると依頼主から手を離し、依頼主に向き直り謝る。
ハナマル
その声を聞き、依頼主はメイドを自身の後ろに庇いながら、身なりを整えると
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
ハナマル
そういい、説明をする。そして、ハナマルの説明が終わる頃、また、扉が強くノックされる。その音にメイドは扉の近くまで行き告げる。
ゴンゴン
依頼主のメイド(メアリー)
メイドは、依頼主に尋ねることなく、相手を引き返させようとするが、相手も引き下がることなく、強い口調で言う。
ボスキ
フェネス
ハウレス
と扉の前で必死にボスキを押さえる フェネスとハウレスの状況を聞いて、依頼主はメイドに言う。
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
依頼主のメイド(メアリー)
ハナマル
依頼主のメイド(メアリー)
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
依頼主のメイド(メアリー)
ハナマル
そして、扉が開かれ、フェネスと ハウレスに押さえつけられながらも、ズカズカと入ってきたボスキの前に ハナマルは立つ。
ボスキ
ハナマル
ボスキ
ハウレス
フェネス
ボスキ
フェネスの言葉にボスキは一旦、怒りを抑え力を抜く。それで、フェネスとハウレスもボスキを押さえつけていた手をどかす。
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
ハウレス
フェネス
ボスキ
ハナマル
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
依頼主のメイド(メアリー)
そして、メイドが紅茶の準備に部屋を出ていったあと、依頼主とハウレス、フェネス、ボスキ、ハナマルで話を する。
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
ハウレス
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
ボスキ
ハウレス
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
ハナマル
フェネス
ボスキ
ハナマル
ハウレス
と頭を抱えるハウレスに 依頼主は言う。
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
フェネス
そう、頭を下げるフェネスにボスキ以外のみんなが頭を下げる。
ハウレス
ボスキ
そういい、ボスキも頭を下げた。
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
そこへ、紅茶を持ったメイドが戻ってきて、みんなの前へ静かに紅茶を置こうとするが、その手が震えているのに気づいた、依頼主がメイドの横に来て、紅茶ののったおぼんを手にとると優しく微笑み告げる。
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
依頼主のメイド(メアリー)
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
そして、依頼主は、メイドのメアリーを下げさせると依頼主自身がみなの前へ紅茶を置こうとするのを見て、 ハウレスが言う。
ハウレス
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
ハウレス
そう頑として下がらないハウレスに おぼんを渡す依頼主。
依頼主の男性(亡くなった大富豪の孫)
ハウレス
そして、ハウレスがみんなに紅茶を 配り終えると、ハウレスも席につき、話し合いがされた。
一方、主たちはというと
主
ユーハン
主
アモン
テディ
アモン
テディ
ユーハン
主
アモン
テディ
ユーハン
主
そして、主はアモンと共に 部屋へと戻って行った。
主が泊まる部屋
ムー
アモンに連れられ、ハナマルの上着を肩からかけ、タオル1枚を体に巻いた主を見てムーは驚く。
主
ムー
アモン
ムー
主
アモン
主
そして、部屋に1人になった主は、 着替えながら考える。
主
主
アモン
ムー
扉の外からそんな声が聞こえてきて、主はなんだか微笑ましくなる。
主
主
ムー
主
ムー
そして、部屋の明かりを消し、 主とムーはベッドに入り、待ち疲れていたのだろうムーが先に寝てしまう。
ムー
そんなムーの頭を撫で主は呟く。
主
ムー
主
主はムーを起こさぬよう、そっと起き上がると扉の前へ来て、小声でアモンに話す。
主
アモン
小声の主にアモンも小声で返事をし、静かに扉を開く。そして、主は、そっとその扉から廊下へ出ると再び扉を静かに閉め、アモンと壁によっかかり 立ち話をする。
主
アモン
主
アモン
主
アモン
主
アモン
主
そういい落ち込む主にアモンは優しく主の右肩に右手を回し、自身へ 引き寄せ肩を抱き告げる。
アモン
主
アモン
主
アモン
そして、しばらく2人は、肩を寄せ合いながら、静かに互いの熱を感じ続けるのだった。そんな中で主はふと、 以前のもう1人の自分からの言葉を アモンに伝えるのを忘れていたことを 思い出す。
主
アモン
主
アモン
少し、戸惑うような暗い顔になる アモンは1度、主の肩から手を離し、自身のわきに手を降ろす。それに主も少し胸に痛みを感じながら、正直に 伝えた。
主
アモン
主
アモン
主
アモン
主
アモン
そういうとアモンは、主に向き直り、正面から主を強く抱きしめ、右手で主の頭を撫でた。そんなアモンを主も強く抱きしめると告げる。
主
アモン
こうして、2人は互いの愛を再確認 するのであった。
次回へ続く