青
桃
赤
黄
紫
橙
校舎裏、
僕は今日もいじめを受ける。
桃
橙
紫
青
赤
黄
桃
黄
赤
青
もう夕方、
何時間も蹴られた体は酷く痛む。
青
冬だからか、いつもより暗くなり
綺麗な丸い月を見つけた。
淡い月に見とれてしまうから。
青
暗い足元も見えずに
青
転んだことに気がつけないまま
これは僕が星になるための話
遠い夜の星が滲む。
青
青母
青
青
青母
青
したいことも見つけられないから
青
青
青
急いだ振り俯くまま
おまえのせいで
たくさんの人が傷ついた
いなくなればいいのに
死ねよ。
なんで、そんなことも出来ないの
だっさ笑
転んだ後に笑われてるのも
気付かないふりをするのだ
青
昨日暴れてクシャクシャになった紙が部屋に散乱していた
その中の1枚の紙。
青
すとぷりメンバーのために必死に描いた曲。
いつか音をつけてあげるつもりだった。
青
形のない歌で朝を描いたまま
青
青
浅い浅い夏の向こうに
青
青
青
青
冷たくない君の手のひらが見えた
青
淡い空明けの蛍
青
バシャン
今日も盛大な音を鳴らす。
紫
橙
たくさんの罵声をかけられる。
黄
赤
桃
青
自分がただの染みに見えるほど
なんで僕はこんなに出来ないんだろう。
信じてくれると思ってたメンバーは今も僕を笑っていて
嫌い。と思ってしまう自分が
大嫌いだ。
嫌いなものが増えたので
机について考える。
外国ではこんなことないのかな
もうここにいたくないなと
地球の裏側へ飛びたいのです。
無人の駅に届くまで
もう、昨日の僕は死んでいるのかな。
いいなぁ
昨日の僕に出会うまで
桃
青
青
赤
桃
黄
青
元の関係に戻りたい。
そう思うのは、ダメなことでしょうか
メンバーになにか言われる度に
傷つくのはダメなことでしょうか。
胸が痛いから下を向く度に
青
紫
橙
黄
赤
青
君がまた遠くへ征くんだ。
桃
赤
紫
黄
橙
桃
桃
青
夢を見たい僕らを汚せ
さらば
青
青
誰にも怒られず、
大事に育てられる花に
昨日夜に咲く火の花。
青
空に飛び込んだ瞬間。
気持ちよかった。
1番幸せだった。
でも何故か、涙が出ていた。
水に映る花を見ていた
青
青
青
青
青
自由になれた。
青
青
青
水に霞む月を見ていたから。
青
夏が来ないままの空を描いたなら、
青
君は僕を笑うだろうか。
青
明け方の浮かぶ月を見てた空。
あれ、もしかして死んでなかった?
青
また、だ。
地獄がくる。
朝が来ないままで息ができたなら。
今は、季節はいつだろう。
夏ならいいな。
遠い遠い夏の向こうへ
?
青
?
?
?
?
上手く分からないが、
僕の手を暖かい手が覆った。
冷たくない君の手のひらが見えた。
?
浅い、朝焼けの夜空。
青
青
僕はどうやら深い夢を見ていたようだ。
あれだけ来るなと言った季節は僕が寝ている間も、起きたあとも変わらず変化し続けていた。
あの日夢みた"夏"は、
今、ここにある。
桃
赤
黄
紫
橙
夏が来ないままの街を今
あぁ、藍の色夜明けと蛍。