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24 - 青黄 「君の方が、」

♥

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2021年10月16日

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青黄

「君の方が、」

おにぃちゃ、ッ

いつもは大人しく 本を読んでいる彼が 僕の服を少し掴んで 僕を呼ぶ

ん、?なーに、?

久しぶりに話しかけられた というのもあり、 僕の声には嬉しさがこもる

あのね、…

さんぽ、行きたいな、?

え、

予想外のお願いに 声が漏れる

あ、っッい、いやなら、

大丈夫、だから、…ッ

彼は一瞬にして、 顔をしょんぼりさせる

ん、っしょ、ッ

僕は自分の重たい体を ソファーから起き上がらせ 彼の手を握る

へ、ッ?

ほら、行くんでしょ、?

肌寒いから、上着、着てきな、?

、ッ!

彼は僕に嬉しそうな 笑顔を見せ、部屋へ向かった

ガチャッ

ん、ッ寒っ

まだ秋だって言うのに 冷たい風が頬に当たる、

ニギッ

行こ、ッ!

彼は小さな手で僕の手を握り 外へと連れていく、

おぉー、

わぁぁぁ、ッ!

もう秋と言うこともあり、

近くの公園の木は 紅葉して綺麗だった、

青ちゃ、ッ!落ち葉いっぱい、!

はしゃぐ君が可愛らしくて ついカメラで写真を撮ってしまう、

ん、?ほらッきて、ッ!

うわぁ、ッ

僕は彼に腕をひかれ、 誰も居ない公園を2人で走る、

たまに吹く風で葉が 花びらのようにひらひらと舞う

きれぇ、だね、!

そう言って彼は僕に 万遍の笑みを見せる、

へへ、ッ

カシャッとシャッター音が響くと 彼は僕に近ずいてくる

写真だけじゃ、楽しめないよ、ッ

毎年、秋は来るけど、ッ

今年の秋は今だけだからッ、

本当に彼は小学生なのだろうか、

今日は何度もそう思ってしまう、

わぁぁ、ッ!

また落ち葉降ってくる、ッ!

えへへ、ッわぁぁ、ッ!

その無邪気な姿を見て 癒されていると

ほんとに、綺麗だね、ッ

また彼は僕に言った、

まぁ、

君の方が綺麗だけどね、

そう思いながら 無邪気に走る君を追った

ℯ𝓃𝒹

𓈒𓂂◌𓏸青 黄 集‪𓂃 𓈒𓏸

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コメント

29

ユーザー

尊い( ´ཫ`)…うん尊い(*´ཫ`*)スキィ

ユーザー

ぐぉふぉぉ…可愛ええなぁ… ぁ、ちなみに眠過ぎて「ℯ𝓃𝒹」を普通に「いーえぬでぃー」って読んじゃっていーえぬでぃーってなんだ…?って10分くらい考えてたのは内緒で((

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