Yuka
Yuka
Yuka
今の時刻は7時半
…ふと、寝返りをする
Yuka
Yuka
布団の中に、アリサちゃんの姿はない
Yuka
Yuka
Yuka
昨日__私とアリサちゃんが救出した男の子 ルカくんは
すっかり疲れ気味のようで、全く起きる気配はなかった
Yuka
Yuka
私は、思い切って探索をすることにした__
Yuka
寝室を飛び出した私は、下の階に移動していた
Yuka
Yuka
…と、気を付けてたはずなのに
Yuka
ガクッ
Yuka
私が気が付いたときには
両足が宙に浮いていて__
Yuka
私は階段から落ちていった__
アリサ
気が付くと、私はソファーの上にいた
Yuka
アリサ
アリサ
アリサ
アリサ
アリサ
…なるほど、朝食作ってたのか
Yuka
Yuka
そんな雑談をしていたら
リビングの扉が開いて…
ルカ
ルカ
ルカ
ルカ
…今の、ルカくんに見られてたのかな
ルカ
ルカ
ルカ
アリサ
アリサ
アリサ
Yuka
私は、軽い注意を受けた
…私、この子達より年上なのにな
…私がしっかりしなくちゃ
Yuka
Yuka
昨日は少し明け方ぐらいだったけど
今日は少し、暗くなって夕方だ
アリサ
アリサ
アリサ
あの人__
多分、キリサキのことだ
ルカ
ルカ
ルカ
Yuka
…とは言っても、まだ2日しかここに来てないけどね…
アリサ
…ハードルが高くて、中々入れないお店のことか
???
Yuka
私は、何かの気配を感じとった
アリサ
ルカ
Yuka
私は、2人に心配を掛けないように
平然とその場を乗り切ろうとした…
Yuka
はずだったのに__
Yuka
そして、私は気配を感じ取ることができ…
Yuka
Yuka
アリサ
ルカ
ルカくんのサポートにより、なんとか気配を避けきることができた
ルカ
アリサ
Yuka
後ろを振り向くと…
???
アリサ
アリサ
ルカ
Yuka
Yuka
アリサ
ルカ
???
…あっ、普通に話せるんだ
…ってか、今自分のことを紳士って言った?
???
???
アリサ
アリサ
ルカ
…あれっ、なんか目的が違うような…
Yuka
…たしか、3日間逃げ切ること…
だった気がする
タチキリ
タチキリ
Yuka
タチキリ
《2日目について》 ルールは1日目と同じ ➩新ルール 〇今まで、使っていたランタンを使うことは出来ない 〇牢屋解放の時は、1人以上入っていなければ、解放することができない
ルカ
アリサ
たしかに、大胆な動きは出来ないかも…
タチキリ
Yuka
アリサ
ルカ
私達は、北方面へ逃げ出した__
タチキリ
君達を真っ赤に染め上げてやろう…
Yuka
Yuka
Yuka
私は、辺りを散策しながら言う
アリサ
ルカ
…いや、そこ心配する!?
Yuka
Yuka
アリサ
私は、空を見る
でも、空には霧がかかっていて
夕空を見ることは出来なかった
ルカ
すごいド正論だな…
Yuka
そんな私達は景色を見ていると…
タチキリ
後ろから、センギリの声が聞こえてくる
Yuka
アリサ
ルカ
私達は夕方の街を走り出した__
追われてる最中…
タチキリ
タチキリ
…ん?レディー達…?
ルカ
…ルカくんって、女の子に見間違われることあるのか…
アリサ
※この立ち絵では、帽子なしになっていますが、実際はオバケフードを被っています
Yuka
タチキリ
タチキリ
タチキリ
…うん、絶対そう思ってないよね
Yuka
Yuka
Yuka
私は、現状を悟った
アリサ
アリサ
…本当に、それしか方法はない
ルカ
私達は走り出そうとする
アリサ
だけど__
アリサ
アリサちゃんが、オバケに捕まってしまった
アリサ
タチキリの手は宙に浮き、左側の通路を曲がって消えてしまった
タチキリ
タチキリ
そして、すぐに戻る手
Yuka
Yuka
…私は、ふと気が付いたことがある
Yuka
Yuka
手が消えない…というより
正確的には、見極めた__という方がいいのかも
Yuka
Yuka
ルカ
私達は夕方の街を全速疾走した__
ルカ
私が奥を見ると
小さな牢屋が見える
ルカ
ルカ
…なるほど、これが定番なのか
ルカ
ルカ
Yuka
Yuka
Yuka
ルカ
Yuka
ルカくんは、急に話さなくなる
ルカ
ルカ
ルカ
Yuka
Yuka
私は張り切って前に進む
Yuka
Yuka
ルカ
ルカ
"アイツ"が持っているんだ
Yuka
Yuka
Yuka
察しが悪い私にでも、分かってしまう内容だった
ルカ
"タチキリ"のポケットの中に___
タチキリ
タチキリ
そう話していると、私達の目の前にタチキリが通った
ルカ
…そこには、小さく光る鍵が…
Yuka
Yuka
Yuka
ランタンを持っていない私達には、不利な状況に過ぎない
ルカ
ルカ
ルカ
私は、ルカくんの作戦を聞くことにした__
Yuka
Yuka
Yuka
私は、ルカくんが考えた『アリサちゃん救出作戦』を実行することにした
ルカ
ルカ
Yuka
Yuka
私達は作戦を実行することにした__
〜アリサ視点〜
アリサ
アリサ
私は、牢屋の中から
夕焼けの景色を眺める
アリサ
アリサ
アリサ
アリサ
ふと 私は、弟のことを思い出した__
アリサ
私には、双子の弟がいる
弟のアレスは、本を読むのが好きで
いつも一緒に遊んでいた
タチキリ
そんなことを考えていると
タチキリ
タチキリが見回りから帰ってきた
タチキリ
アリサ
アリサ
タチキリ
タチキリ
タチキリ
タチキリが部屋を出ていって、また1人になる
私は天井を見上げた
アリサ
アリサ
アリサ
アリサ
アリサ
私は、ひたすらに2人を待ち続けた__
タチキリ
あれから、私達はタチキリの攻撃を交わしまくっていた
Yuka
Yuka
ルカ
ルカ
理由は、牢屋の鍵を持っているから
タチキリのポケットから鍵が落ちるか、私達2人の体力が限界を迎えるか…耐久戦に近かった
チャリンッ…
ルカ
私は鍵が落ちた方向に走り出す
Yuka
お願いっ…届いて…!
Yuka
タチキリ
私の目の前に、タチキリの長い爪が立ち塞がる
Yuka
タチキリ
間一髪のところで、私は避ける
ルカ
Yuka
ルカ
ルカ
タチキリ
私は、タチキリから投げ捨てられた
鍵を即座にキャッチする
Yuka
ルカ
私達は牢屋に向かって走り出した__
鍵穴は、ピッタリはまった
Yuka
アリサ
アリサ
私とルカくんは、無事にアリサちゃんを救出することができた。
ルカ
そして、私達は牢屋を出た__
アリサ
そう言われ、左足を見ると
小さな切り傷が出来ていた
Yuka
Yuka
Yuka
アリサ
アリサ
アリサ
ルカ
ルカくんは戸棚の方に向かい、救急箱を探している
ルカ
アリサ
アリサ
アリサちゃんは、手際よく作業をしていく
アリサ
アリサ
Yuka
ルカ
ルカ
…正論すぎる
Yuka
私は、湯船に浸かる
Yuka
Yuka
Yuka
ふと 天井を眺める
Yuka
Yuka
Yuka
Yuka
私は、ついネガネィブ思考になる
Yuka
Yuka
Yuka
私は、1人 考え込んでいた___
お風呂から上がると、2人は自分たちの時間を楽しんでいた
アリサ
アリサちゃんに話しかけられる
Yuka
私は、ソファーに座っているアリサちゃんの隣に座る
アリサ
アリサ
アリサ
アリサちゃんの目から、涙が零れ落ちる
ルカ
ルカ
そう言って、ルカくんが差し出したのは
ルカ
…ハンカチだった
アリサ
…たしかに、3日目を逃げ切ったら
現実世界に戻ることになる…
Yuka
Yuka
私は、泣き続けるアリサちゃんの隣に居続けた__
私は、左に寝返りを打つ
2人は、既に爆睡していた
Yuka
Yuka
Yuka
私は、はぐれた4人のことを心配していた
…もしかしたら、会えないかも知れない
Yuka
そんな不安が、頭の中に巡り回っていた
Yuka
Yuka
私は、考え事をしながら
深い眠りについた___
Yuka
最終日に続く___
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