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何時からだろう。

ドゥラ

お姉ちゃん!

ドゥラ

見える?あれはね!

シェレトワレ・ルージュ

……うん、見えてるよ

ドゥラを守りたいと思ったのは。

ドゥラ

あの星と、この星を繋げると……

ドゥラ

ほら!凄いでしょー!

シェレトワレ・ルージュ

流石だよ、他にも何かあるの?

ドゥラ

もちろん!ちゃんと聞いててね〜??

シェレトワレ・ルージュ

わかってるよ…!笑

「お姉ちゃん」って呼んでくれるその子の笑顔が

何をしてても離れない。

シェレトワレ・ルージュ

ドゥラ、なんでこんなところ知ってたの?

ドゥラ

えへへ…お姉ちゃんに喜んで欲しくて、

ドゥラ

前から街の人達に聞いてたんだ…!

シェレトワレ・ルージュ

…!

シェレトワレ・ルージュ

ありがとう、嬉しい

ドゥラ

おすすめの本教えてよ!

シェレトワレ・ルージュ

もちろん!

シェレトワレ・ルージュ

見てドゥラ!この本とか………

シェレトワレ・ルージュ

……ドゥラ?

アークレイド

あれぇ〜?

アークレイド

ドゥラって、この子のことかなぁ?

ドゥラ

お姉……ちゃ…ん…!!

ドゥラの体には無数の針が刺さっている

シェレトワレ・ルージュ

…!?

アークレイド

いつか君が強くなって、

アークレイド

向かいに来てくれることを待ってるよ♪

そう言ってあいつは姿を消した

それから私は、ドゥラを失った絶望で溢れていた

…このままではいられないと

本を必死に探していた時、目に入ったものが

"永劫魔印"

という本だった。

シェレトワレ・ルージュ

魔法…これなら……!

魔法について研究を始めた

どれくらい経っただろうか。

周りの人達は死んでいくばかり

……自分は死なないことに気づいた。

恐らく1000年以上は経っている

その中で私が出会ったのは…

師匠と呼ばれる人だった

シェレトワレ・ルージュ

貴方は誰……?

師匠と呼ばれる人

我は、██████。
皆からは師匠と呼ばれているのじゃ

シェレトワレ・ルージュ

師匠……

師匠と呼ばれる人

好きな呼び方でいいぞ

師匠と呼ばれる人

……魔法を研究しているのか?

シェレトワレ・ルージュ

え、はい……

師匠と呼ばれる人

……もしかしてお前もか?

師匠と呼ばれる人

その古びた本、最近のではないじゃろう?

シェレトワレ・ルージュ

それなら、貴方も…?

"不死身"

師匠と呼ばれる人は幼い少女のような見た目とは、 逆に「我」「〇〇じゃ」のような言葉を使う。

ツインテールの赤い綺麗な髪…… いつまでも輝いている金色の瞳。

シェレトワレ・ルージュ

……何か、知ってるんですか?

師匠と呼ばれる人

否……

師匠と呼ばれる人

我は魔法についての知識はそこまで無い、

師匠と呼ばれる人

じゃが…治療能力なら持っておる

師匠と呼ばれる人

伝説の魔人とも呼ばれる程じゃったからな、

何かを思い出したのか寂しそうな顔をする

シェレトワレ・ルージュ

何かあったの、?

師匠と呼ばれる人

聞いてくれるか?

シェレトワレ・ルージュ

はい、

師匠と呼ばれる人

……我は、数百年前に弟子がいた。2人じゃ

師匠と呼ばれる人

闘いで死んだのではない、

師匠と呼ばれる人

寿命じゃった……

師匠と呼ばれる人

我は回復能力はあるが、寿命はどうすることも出来ない、

師匠と呼ばれる人

大切だったものが消えていく……、

シェレトワレ・ルージュ

ぁ……、

その時思った、私と同じだって。

失う感覚がどれだけ苦痛だったか。

改めて思い知らされる。

……

気づけば魔法が使えるようになっていて、

師匠は───

……居なくなってしまった

けど、幸せそうだった

長い年月が経ち、私は外に出た。

シェレトワレ・ルージュ

……

久しぶりに外に出たからか、

目が慣れず眩しい。

そう思いながら、足を動かした時

人が降ってきた

そこからが私の物語の本当の始まり。

シェレトワレ・ルージュ

……じゃあなんで、

シェレトワレ・ルージュ

アークレイドの永劫魔印は

シェレトワレ・ルージュ

右の頬にあるんだ…?

シャノワール

……シェレ

スフォンス

僕思ったんだけどさ、

スフォンス

あれ、偽物じゃない?

シェレトワレ・ルージュ

本物は……?

シャノワール

隠れている、左の頬?

シェレトワレ・ルージュ

そうか、髪で隠れているから!

そういったシェレの左目に永劫魔印が映った気がした

フルール

はぁはぁ……

エティラ

走り疲れたわ……

シェレトワレ・ルージュ

二人とも…

アークレイド

いつの間にかみんな揃ってるじゃ〜ん!

アークレイド

ドゥラ、行っておいで

ドゥラ

はい

シェレトワレ・ルージュ

ドゥラ!!

シェレトワレ・ルージュ

また怪我が増えてる、大丈夫なの?!

シェレトワレ・ルージュ

アークレイドにやられた?

シェレトワレ・ルージュ

私が助ける、

シェレトワレ・ルージュ

だからドゥラ……

ドゥラ

お姉ちゃん。

フルール

避けて!!シェレ!!

ズシャッ

腹部に痛みが走る

シェレトワレ・ルージュ

回復魔法…

その傷は回復魔法では治らなかった。

シェレトワレ・ルージュ

ドゥラ、私……

シャノワール

シェレ…!

スフォンス

血が、止まらない!!

エティラ

……どうしたら、

アークレイド

もっともっと!ドゥラやっちゃえー!

ドゥラ

……お姉ちゃん、ドゥラね、……

ドゥラ

お姉ちゃんのこと、嫌いになれなかった……

ドゥラ

体が思うように動かなくてっ、

アークレイド

何やってるの?

グサッ

ドゥラの体には無数の針が突き抜けている

トラウマが、永遠のフラッシュバックが

シェレトワレ・ルージュ

ぁ、

シェレトワレ・ルージュ

ドゥラ、待っててね、

シェレトワレ・ルージュ

今……

シェレトワレ・ルージュ

回復薬作るから!!

シェレトワレ・ルージュ

絶対助けるから!

シェレトワレ・ルージュ

また一緒に星を見るんだ……

ドゥラ

お姉ちゃんは生きてね…

シェレトワレ・ルージュ

ねぇ待って!!ドゥラがいないと私……!

ドゥラ

居なくたって、

ドゥラ

こんなに沢山……仲間がいて、

ドゥラ

お姉ちゃんは、優しいから

ドゥラ

皆を笑顔にできて……

シェレトワレ・ルージュ

ちがっ!!

ドゥラ

大好きだよ……!

シェレトワレ・ルージュ

ドゥラ!!!!

それが最後だった

シャノワール

おい、血が…このままだと死んで……

エティラ

……シェレ、シェレってば!!

スフォンス

駄目だ、反応がない

フルール

……ドゥラちゃん、なのかな

シェレトワレ・ルージュ

……死んで、会いに行く

シェレトワレの永劫魔印は、

右目と左手に出現した

アークレイド

あれ、?

アークレイド

なんで……

アークレイド

(敵に永劫魔印が出現すると、やばい……)

アークレイド

よりによってシェレトワレ……

敵側に永劫魔印が出現すると

無敵状態になる

自分の感覚は無くなる

知らぬ間に相手を、世界を消しているかもしれない

この、シェレトワレなら。

シェレトワレ・ルージュ

…永劫魔印復元魔法

アークレイド

は?

シェレトワレ・ルージュ

回復…

傷は消えていた

スフォンス

くそっ、だめだこれ

エティラ

どうすればっ!

フルール

……シェレ!!!!!

その時、ふわっと花が落ちてきた

シャノワール

…花?

その花に触れる──

辺り一面には花が広がっていて

空は数え切れないほどの星が

アークレイド

幻覚……?

『星夜がくれた散華』

シェレトワレ・ルージュ

ドゥラ…?

シェレトワレ・ルージュ

ドゥラの花、華だ…

シャノワール

違うそれは、!

スフォンス

いいんだ、辞めろ

シャノワール

……

エティラ

シェレ…永劫魔印が、

フルール

闘いなら手伝うよ。

シェレトワレ・ルージュ

……ありがとう

返事ができるくらいに意識を取り戻した

アークレイド

1対5?

アークレイド

卑怯だなぁ〜

ヴィクトール

ここ、は?

ヴェリテ

分からない

フィレドゥリーヌ

誰かの魔法によって作られた空間だよ〜

ヌイートエリー

安全だってシェレが言ってた

エテル

……お兄ちゃん?

ネル

なぁに?

エテル

…いや、なんでもない

ネル

そう?ならいいけど

ヴェリテ

シェレたち、大丈夫かな

ヴィクトール

きっといけるよ!

フィレドゥリーヌ

応援するのみ〜

シェレトワレ・ルージュ

卑怯?ならいいよ、1体1でやりたければ別に

アークレイド

随分と強気だねぇ〜

エティラ

シェレ!やめて!

シャノワール

俺らも手伝う、だから!

フルール

…あの人は今、無敵なの

スフォンス

あいつは……強い

シェレトワレ・ルージュ

なら、始めようか

シェレトワレ・ルージュ

…負けそうになったら助けてね

エティラ

もちろんよ!

・・・

魔法を打ち続けてからどれくらい経っただろうか

それでも夜空は変わりなくて

私は"疲れ"を感じなかった

今は空中戦

アークレイドの髪が揺れる──

その時左目が見えた

あれは確かに……

永劫魔印だ

アークレイド

あっ!

シェレトワレ・ルージュ

永劫魔印、?

シェレトワレ・ルージュ

やっぱり偽物だったんだね

アークレイド

……そうだよ

左目が微かに光っている

アークレイド

右側の永劫魔印の意味を覚えてる?

シェレトワレ・ルージュ

……

アークレイド

その反応は覚えてそうだね

アークレイド

右にあるってことにすれば、みんなも悲しんでくれるから。

シェレトワレ・ルージュ

お前らはいつもそうだった

シェレトワレ・ルージュ

人の心を騙して利用して

シェレトワレ・ルージュ

あの子たちだって!

シェレトワレ・ルージュ

……あれ?

アークレイド

あの子たちって…もしかして空間にいた子?

シェレトワレ・ルージュ

…ぁ、っ

アークレイド

残念でしたぁ〜

アークレイド

その子たちはあの双子がとっくに──

ネル

ねぇ、エテル。

エテル

な、なに?

ネル

僕たち、これで合ってると思う?

エテル

私は…、

フィレドゥリーヌ

…急に、口を挟んで、…ごめんね〜…

血だらけになった身体。

フィレドゥリーヌ

なんでこんなこと…するの?

エテル

……

ネル

殺しなさい

エテル

お兄ちゃん、私やっぱり……人を幸せにしたい。

エテル

さようなら、お兄ちゃん

ネル

エテ……

エテル

…ごめんなさい、巻き込んで

エテル

貴方たちには、生きる世界がほかにあるのに…

フィレドゥリーヌ

もしかして、君が黒幕?

エテル

違うよ、私は案内人

周りの人がゆっくりと消えてゆく

フィレドゥリーヌ

…待ってくれないかな、

フィレドゥリーヌ

まだ、ボク…この世界で…

エテル

シェレトワレには、謝らないとね……

エテル

私は親友のドゥラから頼まれたの。

エテル

ドゥラが、幸せにできる世界が欲しいって

他の"せかい"に

転生しました

アークレイド

……約束破った。エテルが

シェレトワレ・ルージュ

シェレトワレ・ルージュ

他のみんなはどこ。

シェレトワレ・ルージュ

シャノやスフォンスは?

シェレトワレ・ルージュ

どこに行ったの

お姉ちゃん、貴方が望んだんだよ…?

ドゥラ

……私たちのせかいじゃ嫌だ?

アークレイド

ドゥラ、辞めろ

シェレトワレ・ルージュ

……ドゥラ、私は皆といることが幸せなの

シェレトワレ・ルージュ

ドゥラとも居たい、でも……

シェレトワレ・ルージュ

知っちゃったの、出会っちゃったの……

グサッ

アークレイド

…君か、エテル

エテル

シェレトワレの言う通りです、

エテル

私も…皆で幸せを作りたいんです

エテル

何時だって自分は、

エテル

自分たちは大切を守るために生きてきた…、

ドゥラ

お姉ちゃん、

シェレトワレ・ルージュ

ごめん、ドゥラ……

シェレトワレ・ルージュ

助けてあげれたら、

シェレトワレ・ルージュ

あの時、もっと違う出会い方ができたら……

アークレイド

シェレトワレ、君の勝ちだよ……

アークレイド

我は失敗したんだ、全て

アークレイド

永劫魔印なんて、最初から無かった

アークレイド

必要なかったはずなのに…

ドゥラ

貴方も、大切が欲しかったんだよね…?

アークレイド

……さあね、

今までのことが、この物語のためにあったものなら

皆が何もかも違うものに、出会うものだったのなら

いくら願っても、空には届かずに散ってゆくのなら

私たちはこのせかいを嫌いでいなければいけない

…そう生きていかないといけないものだったのかもしれない

もしそうならば、せかいが変わるのかもしれない

出会いと別れを幸せだと思っていられたら…

アークレイド

我が悪だということは

アークレイド

…どう足掻いても変えられない

アークレイド

でもそれでいいんだ、

ドゥラ

…貴方も大変だったのよね

エテル

…ドゥラ、そこまでにしよう

シェレトワレ・ルージュ

……

アークレイド

「それでもいい」

アークレイド

ただこの言葉が、欲しかった

寂しげに揺れる瞳が、星を映している

アークレイド

次は、上手く出来たら……

ドゥラ

今のままでもいいんじゃない?

シェレトワレ・ルージュ

…十分、上手くできていたよ

エテル

……そうですね

エテル

…例えせかいが許さなくても、それでいいんじゃないかな

アークレイド

……!

ドゥラ

綺麗な星空だね

シェレトワレ・ルージュ

うん、

フルール

あ、この花って!

ドゥラ

うん、これはね〜!

エティラ

とても、綺麗ね〜

シャノワール

…この花の色

スフォンス

えっ?

シャノワール

すごい似合ってるぞ

スフォンス

…綺麗な紫色だね

スフォンス

ありがとう…

ソレイユ

ちょっと気をつけなさいよ!?

リミエル

分かってるよー!

ネル

元気な弟くんだね…

ソレイユ

そうですね〜

エテル

私も行ってくる!

ヴィクトール

♪〜

ヴェリテ

いい歌だな

フィレドゥリーヌ

そうだね〜心が暖かくなるよ

ヌイートエリー

聴いてたら眠くなってきた。。

ヴィクトール

それは良かった!

アークレイド

……

シェレトワレ・ルージュ

アークレイド、この花

アークレイド

…綺麗だ、これは君の方が似合うよ

シェレトワレ・ルージュ

いいんだ、

シェレトワレ・ルージュ

受け取って

アークレイド

…うん、

シェレトワレ・ルージュ

落ち込まなくていい、過去の記憶があっても

シェレトワレ・ルージュ

こうやってまたみんなで…

アークレイド

君には頭が上がらないよ

アークレイド

ごめん、そして…

アークレイド

ありがとう。

シェレトワレ・ルージュ

じゃあ、また……

星夜に散華を、例え散っても……

君たちの願いは花のように咲き誇る。

【 完 】

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コメント

3

ユーザー

え、、まぎさま⁉️

ユーザー

皆さん最終回まで有難う御座いました!次の小説もお楽しみに〜😶

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