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コメント
3件
ああ、これ、すごくいいですね…。冒頭の「この恋に敗れた2人の片思いのお話」という一文で、もう読む前から切なさが滲んでる。岩泉さんへの想いを抱える「私」、それを軽い口調で突いてくる及川さん、そして自販機であっさり核心を突いてくる国見。それぞれの視線の質が違うのに、みんな「私」を見てるっていう構造がもう…。特に国見が「じゃあ、教えてください」と平然と言うシーン、あの距離感が絶妙で、すごく好きです。続き、気になりますね。
『君じゃなきゃ、なんて言えなかった。』
青葉城西高校男子バレー部のマネージャーをしている私は、ある人に恋をしている。 不器用だけど優しくて、 真っ直ぐで芯がある。 いい所も悪いところも含めて大好きだ。 ──岩泉一。 この気持ちを伝えるつもりなんてなかった。 ただ、彼のそばにいられれば、それでよかった。 けれど、そんな私に想いを寄せる人がいた。 いつも明るく騒がしい、及川徹。 そして、少し無愛想で何を考えているのか分からない後輩、国見英。 三人の視線が交わるとき、少しずつ変わっていく日常。 笑って、悩んで、すれ違って。 それぞれが誰かを想う、青葉城西高校の青春恋愛物語。
そして。 この恋に敗れた2人の片思いのお話。
岩泉一
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岩泉一
そう言いながら彼は私が持っていた 重い荷物を持ってくれた。
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岩泉一
そう言って、何事も無かったように 練習に取り掛かる。
私はその背中を、 少しだけ長く見つめていた。
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──多分私は。 いや絶対 あの人が思ってるよりもずっと 岩泉のことが…彼のことが 好きだ。
及川徹
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及川徹
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及川徹
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及川徹
茶目っ気たっぷりの笑顔で いつもの腹の立つ笑顔でそう言う
心臓が、大きく跳ねた。
及川徹
いつものふざけた声じゃなかった。
私は答えられなかった。
自動販売機でジュースを買おうとしていると 後輩に声をかけられる。
国見英
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私の後ろに立っていた国見が、 私の方を見ている。
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国見英
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財布を取り出そうとすると 国見が先に小銭を入れた。
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国見英
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国見英
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国見英
国見は自販機から出てきたジュースを 私に渡して、何でもないように言った。
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国見英
その瞬間。 頬が赤く染まるのを感じた。
どうしてこの後輩は こんなに鋭いんだろう。