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秋穂麗音
え･･･？
雪島永音
私にとってもあなたにとっても悪い話ではないはずよ。
雪島永音
私はお母さんがいない分、教育費をお父さんが負担してくれる、更に住む場所も食べるものもある。
雪島永音
あなたは今まで通りだけれど私と過ごせるし、お父さんともまた仲良くできるかもしれない。
雪島永音
･･･それとも、嫌かしら？
秋穂麗音
･･･
秋穂麗音
嫌じゃない！
秋穂麗音
私、永音のそばにいたい！
秋穂麗音
ずっと永音と一緒にいたい！
雪島永音
･･･
雪島永音
ホントに･･･？
雪島永音
ホントに私と一緒にいたいの･･･？
秋穂麗音
当たり前じゃん！だって私達
秋穂麗音
双子なんだよ？家族なんだよ？
雪島永音
･･･！
雪島永音
家族･･･？私が、麗音と･･･？
雪島永音
私なんかが･･･？
雪島永音
･･･私、この右眼を誰にも見せたことがないの。
秋穂麗音
なら･･･
雪島永音
？
秋穂麗音
私が、永音の傷を受け止める。永音の過去も、全て
雪島永音
･･･麗音？
秋穂麗音
大丈夫、もう永音は1人じゃない。
雪島永音
･･･良いんだね？この醜くて汚い傷を見せるよ？
秋穂麗音
うん、いいよ。
そう言うと永音はおもむろに眼帯を外した。
秋穂麗音
･･･！？
雪島永音
･･･やっぱりおかしいよね、ごめん、気分が悪くなったなら早く言っt･･･
秋穂麗音
綺麗･･･
雪島永音
え･･･？
彼女の右眼は、ラピスラズリのような美しい輝きを持つ深い蒼色だった。
雪島永音
奇病･･･？この眼が･･･？
秋穂麗音
うん、凄く綺麗･･･
秋穂麗音
やっぱり、永音は綺麗だよ
雪島永音
･･･っ！！
ギュッ
秋穂麗音
わっと！永音？
雪島永音
･･･この眼を･･･綺麗だなんて言う人･･･麗音以外にいなかった･･･！！
秋穂麗音
･･･永音
秋穂麗音
(私なんかよりも全然綺麗･･･)
秋穂麗音
･･･帰ろう、私達の家に！
雪島永音
･･･！？
雪島永音
･･･うんっ！
生き別れた姉妹の物語、最終回でした！今まで閲覧ありがとうございました！また、機会があったら出したいと思いますのでよろしくお願いします！
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