テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ゆんしょ
5,252
絶対辰哉
1,238
いわふか
.
.
.
.
side.💛
俺は情報屋を辞めたあと、普通に就職した。
有名な組に入っていたら、就職なんてできるもんじゃなかっただろう。
俺は世間体で言う、「普通」に戻りつつあった。
阿部.
岩本.
阿部.
阿部.
阿部さんと同じ会社に就職した俺は、充実すぎる日々を送っていた。
阿部.
阿部.
岩本.
急に声色を変えた阿部さんに驚きが隠せない。
岩本.
俺と阿部さんはオフィスから出た。
阿部.
阿部.
阿部.
岩本.
音が聞こえなくなる。
今まで背中を追って頑張っていた目標が、目の前から消える。
その事実だけで、俺は胸が苦しかった。
阿部.
阿部.
来週だなんて、早すぎるよ。
阿部.
阿部.
岩本.
「阿部と岩本の連携は完璧」
そう呼ばれるほど完璧なタッグだったのに。
片方が欠ければ、もう使い物にならない。
阿部.
阿部さんが風邪などで休んだ時の、会社から俺への対応は酷かった。
学校でいう…いじめ。
俺は阿部さんと仕事ができることに誇りを感じていたし、楽しみでもあった。
阿部さんと一緒にいれば、いじめられることもなかった。
岩本.
そう言って俺は作り笑いをした。
大丈夫なんかじゃない。
岩本.
そう自分に言い聞かせるように言う。
岩本.
もう一度笑顔を作る。
うまく笑えているといいな。
阿部.
その日は、それしか会話しなかった。
阿部さんが辞職した後、俺はしっかりと社内でいじめられるようになった。
毎日のように上司から仕事の押し付けを受けてる。
岩本.
俺はエナドリを飲みながら、歯車として全力を注いだ。
ブーッ ブーッ
岩本.
俺はすぐさま出た。
阿部.
その声の主は、俺の目標で。
岩本.
阿部.
久しぶりに話せたことを楽しむのは、その数秒間だけだった。
阿部.
阿部.
岩本.
阿部.
阿部.
阿部.
阿部.
阿部.
阿部.
阿部.
岩本.
岩本.
岩本.
岩本.
俺はそう告げた。
今思うと、大丈夫、じゃなかったのかもしれない。
阿部.
阿部.
電話が切れる。
別に怖くなかった。
その時は大切なものや人がいなかったから。
今になって怖くなるだなんて、
後悔先立たずだ。
コメント
6件
いっぱい✨ありがと〜✨ そして、メッチャ続きが気になる〜(TдT) 気になりながら、仕事行ってくるね💕
うわああ…😭💔 今話、めっちゃ胸にくる…。阿部さんが辞めるって言った瞬間の「…ぇ」のところ、岩本くんの心の音が止まる感じがリアルすぎて泣ける。あと「大丈夫です」って連呼するところ、大丈夫じゃないのに笑顔作る姿が切なすぎる…。ラストの電話も、自分のことより阿部さんの夢を優先する岩本くん、優しすぎて辛いよ…。このシリーズ、毎回心抉られるけど好きです…!