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シャワーを浴び終えて鏡の前に立った悠斗は、 シャワー前に外したピアスをもう一度付けてみる。 少し動くだけで揺れるのを見て、自然と頬が緩む。
悠斗
でもふと、それとは違う違和感が走る。
悠斗
カバンの中、ポケット、脱衣所思い当たる全てを探す。でも見つからない。そして、最後に付けていたのが澄人のコテージの洗面台ということを思い出した。
悠斗
悠斗
悠斗
ジャー..キュッ
澄人が洗面台で顔を洗った時、鏡の前に小さな金属の光が2つ置かれているのに気づく。
澄人
それは確かに使い込まれたシルバーのピアス。ペアでちゃんと揃っていた。
澄人
ドッ、ドッ、ドッ..
澄人
澄人
澄人はしばらく黙ってピアスを見下ろした。
澄人
月曜日
教室ではいつも通り。 でも悠斗の頭の中だけは“森”のままだった。
悠斗
授業中、教科書の端に無意識で 森の木々や澄人の後ろ姿のような線を描いてしまう。
悠斗
クラスメイトに声をかけてられても上の空だった。
昼休み
窓際で外を見ていて ふと、自分の胸が変に苦しいことに気づく。
悠斗
木を削ってるかもしれない。 新しいアクセサリーを作ってるかもしれない。 あのコテージでコーヒー飲んでるかもしれない。
悠斗
もらったピアスを手でなぞり何も刺さってない耳もなぞる。
悠斗
火曜日、水曜日、木曜日
学校では集中できる日もあれば、全然ダメな日もある。 森の空気が恋しくて、授業が終わるといつもより家に帰る足取りが早くなる。
悠斗
悠斗
帰り道、指折り数えてはため息をついてしまう。
ジャラッ
身には付けないもののポケットに入れて持ち歩く。ふと思い出す度にポケットから取り出しては目の前でその存在を確認する。揺れるたび、心の奥で“早く会いに行きたい”という声がどんどん強くなった。
悠斗
金曜日の夜
部屋のベッドで上向いて、悠斗は天井を見ながら桃色のため息をつく。
悠斗
悠斗
理由は“ピアスを取りに”。 でも行きたい理由はきっとそれだけじゃない。
胸の高鳴りを抑えられないまま、眠りにつく。
その横顔は、もう恋に落ちている人のそれだった。
月曜日の朝
澄人はいつも通り森の空気を吸い込んだ。 朝露の匂いも、風の流れも、昨日と変わらない。
澄人
..変わらない、はずだった。
けれど、昨日まで横にいた少年の声がふっと蘇ってしまう。
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
あの時の純粋な目。 指先に触れた、まだあどけない耳たぶの柔らかさ。
たった1日のその1つ1つが、澄人の心をゆっくり侵食していた。
作業場
澄人
ギコ ギコ ギコ..
澄人は新しい作品の土台を削りながら、ふと視線が逸れる。
作業台の端。 そっと置かれた“忘れ物のピアス”が小さく光を返している。
澄人
胸の奥が普段より温かくて、少し落ち着かない。
火曜日
木材の匂いに包まれながら、作業を続けていた澄人は、ふと削る音を止めた。
澄人
自分でそんなこと考えていることに、小さく眉を寄せる。
澄人
でも、また手元が止まる。 雑念が入り込むたび、自分の作ったピアスをつけた悠斗の姿が浮かぶ。
水曜日
🔥パチパチ..
澄人が好きだった“静寂”が、この日はうるさく感じる。薪ストーブの音だけがコテージに響いた。
澄人
当たり前だ。 高校生だ。 平日に来れるはずがない。
そんなことは頭では理解してるのに、胸の奥では別の声がする。
本当に来てくれるだろうか..
その弱さを認めるのが怖くて、澄人は薪を一つ強く押し込んだ。
木曜日
ふと手に取った忘れ物のピアスを、澄人は布でそっと磨き始めた。
澄人
澄人
澄人
あのピアスを思い出すたび、心臓が少し跳ねる。
澄人
自分は森にいる限り誰とも深く関わらない。 そのはずだった。
なのに、あの少年だけは気づけば澄人の“日常”に入り込んでいた。
金曜日の夜
日暮れ前、薪ストーブの火を眺めながら、澄人は胸の内の変化に気づく。
澄人
澄人
その自覚に、 澄人の手が暖炉の前で止まる。
森の中でずっとひとりで生きてきた人間が、他人に心を寄せてしまったことを認めざるを得なくなった瞬間だった。
澄人
そしてふと、コテージの入口の方に目が向く。
..明日、来るか
その声は静かだったけれど、ほんの少しだけ期待を含んでいた。
土曜日の朝
いつもより早く目が覚めた悠斗は、布団の中でしばらくぼんやり天井を見つめていた。
胸がそわそわしている。 理由なんて、言わなくてもわかる。
悠斗
今日は“忘れ物を取りに行くだけ”その理由で自分を落ち着かせようとするけど、心の奥では全然違う想いが暴れていた。
悠斗
ゴクッ、ゴクッ..
悠斗
母
悠斗
母
悠斗
ドクっ ドクっ..
電車に揺られながら、悠斗は窓に映る自分を見る。
悠斗
両耳には鹿の角のピアス。 鏡より自然に、昨日までの自分とはちょっと違う表情をしていた。
少し大人びてる。 少し浮ついてる。 でも、澄人に見せたい顔だった。
“忘れ物のピアスを返してもらうだけ” なんて言い訳はもう苦しい。 会いたい気持ちが全部顔に出てる。
悠斗
駅から森へ向かう道は知っている。 日曜日に歩いたばかりなのに、今日は同じ道がずいぶん違って見えた。
悠斗
悠斗
胸がぎゅっとして、歩幅が自然と大きくなる。
悠斗
ピアスが揺れるたび、澄人の指が触れた記憶も揺れて胸が熱くなった。
悠斗
悠斗
忘れ物のピアスを捨てずに取っておいてくれてるだろう。 仕事してるかもしれない。 薪割りしてるかもしれない。それよりも..
早く会いたい
悠斗
ザッ ザッ
木々の間に入った瞬間、心が少しだけ帰ってきたような気がした。
悠斗
今日、またあのコテージの扉が開く。 澄人がそこにいる。
悠斗
そう思うだけで、胸が大きく跳ねた。
朝の森。 薄い霧がまだ木々の間に残っている頃、 澄人はコテージに隣接するバルコニーに出ていた。
澄人
そこには大きな熊が、澄人の足元にごろんと横になっている。この森で昔から顔を合わせてきた“仲間”的な存在で、澄人にしか懐いていない。
澄人
熊は“ふすん”と鼻を鳴らし、澄人の横腹あたりに頭を押しつけてくる。 結局、澄人はその大きなボリューム満天な熊を枕代わりにして横になる。木漏れ日が優しく背中を撫でた。
澄人
熊の温かさと森の匂いがまどろみを誘う。 澄人は目を閉じ、ゆっくりと眠りに落ちていく。
澄人
悠斗がコテージの前まで歩いていくと、 ふと、目に飛び込んできた光景に息を飲む。
悠斗
木のバルコニーの上。 森の静けさの中で澄人が、大きな熊を枕にして静かに眠っている。
澄人
額にかかる髪が、風でそっと揺れる。 普段よりずっと無防備な表情だった。
サァーーーー🍃
悠斗は思わず胸を抑えた。
悠斗
美しさを帯び神々しさもまとった光景は昨日まで募らせていた恋心が、一気に熱を持って膨らむ。
悠斗
ピアスが、そっと揺れる。
ゆらっ
森はまるで、澄人の寝息まで包み込むような優しい沈黙で満ちていた。
澄人
澄人は熊の体温に背中を預けたままゆっくり意識の底から浮かびあがってきた。
森の音。 葉の揺れる小さなざわめき。それと..
“もうひとつ、静かすぎるほどの気配”
"澄人さん"
動物でも、風でもない。 もっと細くて、繊細で、でも確かに自分の名前を呼んでいるような気配。澄人は薄く目を開けた。
悠斗
視界に入ったのは、バルコニーの手すり近くで、息を飲んだように固まる悠斗だった。
ゆらっ..✶
ピアスが朝の光を浴びて揺れて胸が騒がしくなる。
澄人
低く、寝起きで少し掠れた声。 その声だけで、悠斗の心臓が跳ねる。
悠斗
悠斗
悠斗
口実としていた言い訳が喉で絡まり、それよりずっと澄人が“かっこよくて無防備”で、言い訳すらどう言葉にしていいか分からなくなっていた。
熊の頭を枕にしている澄人は、 まるで森そのものに馴染んだような姿だった。
悠斗
心の声が顔まで赤く染めた。
澄人
澄人は熊をそっと撫でてから、ゆっくり身を起こす。寝起きの髪が少し乱れていて、それがまた悠斗の胸を鷲掴みした。
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
ドク.. ドク..
澄人はコテージを指差した。
澄人
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
🚪ギィ..
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
澄人
澄人
悠斗
悠斗
布袋に宝物のように入れられてたそれを渡され、中身を手のひらに広げると全く別物のように光り輝いていた。
澄人
澄人
悠斗
ドクン..
澄人
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
じゃら..
悠斗
澄人
澄人は素直にあげたピアスを受け取った。
澄人
悠斗
バクン バクン
悠斗
きゅっと閉じられた目と赤らめた頬を愛しい目で見つつ磨いたピアスを入れる。
ぷす..
悠斗
澄人
悠斗
ぷす..
澄人
少し距離を開けたのを感じてゆっくり目を開ける。
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
悠斗は茹で蛸のようになった感覚で、一度冷却しようと先程のバルコニーに急いだ。
悠斗
澄人
澄人は返されたピアスをテーブルに置いて、それとは別に鹿の角で作ったネックレスをポケットから取り出す。
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗が耳を時折押さえてバルコニーの手すりにもたれ、深呼吸している姿は中からよく見えた。
澄人
澄人は、中から木の柱の影に軽く体を預けて、静かにその姿を見ていた。
澄人
指先には、鹿の角で作っネックレスのトップ。 親指でそっと撫でながら、澄人は悠斗の揺れた心をなんとなく感じ取っていた。
澄人
悠斗の頬の赤さを思い出すと胸の奥がじんわり熱くなった。
澄人
しばらくして、悠斗の肩がようやっとゆっくり下がり耳に残る熱も、少しだけ落ち着いたように見える。
澄人
キッチンに入るとミルで豆を挽き始めた。
ゴリゴリ.. ゴリゴリ..
澄人
🚪ギィ..
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
澄人
悠斗
2人は拳ひとつ分開けてバルコニーと森を繋ぐちょっとした階段に腰掛ける。
澄人
澄人
悠斗
澄人
🐧チュンチュン..
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
2人はコーヒーが冷めるまで、 近づいた距離のままゆっくり話を続ける。
澄人
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人はコーヒー片手にポケットに手を入れてネックレスに触れる。
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
澄人
悠斗
澄人
澄人
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
悠斗は高校生。 これから世界が広がっていく。 森の外に友達も、未来も、恋もたくさんある。
澄人
澄人
澄人
澄人
澄人
ズキン..
悠斗
澄人
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
溢れそうな涙を堪え必死に澄人の心に訴える。
悠斗
澄人
澄人
悪いことをしたとマグカップを置き、ポケットからなかなか渡せなかったネックレスを悠斗の手のひらに優しく乗せる。
悠斗
悠斗もマグカップを置いて手に置かれたそれを両手で触る。
悠斗
澄人
悠斗
澄人
澄人
悠斗
悠斗
急かされてるわけでもなかったが、悠斗はそのネックレスを急いで付けた。
悠斗
澄人の手が、首筋にそっと触れる。
澄人
悠斗
悠斗
ふにふに..
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
澄人
澄人
澄人
澄人
悠斗
澄人
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
厚切りベーコンと朝採れたての卵の目玉焼きとパンを、2人で仲良く食べながら他愛もない話をする。
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
澄人
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
澄人
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
カツンッ
澄人
キュウ..っ..
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
澄人
悠斗
🚪ギィ
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗は澄人が小鹿を運ぶのに、ドアが閉まらないように開けて保持する。
澄人
悠斗
暖炉の前に迷いなく小鹿を横にさせる。
🦌キュウ..キュウウ...
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
慣れた手付きで少し急いで、それでいて落ち着きのある対応だった。
悠斗
悠斗が見惚れているのに気づいたのか、 澄人は一瞬だけ視線をよこして、すぐ小鹿に戻した。
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
澄人
澄人
悠斗
澄人
🦌ペロ..
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
小鹿のすぐそばに座りタオルをかけ直す。
悠斗
悠斗の緊張が隠せない震える手を包むように澄人の手が重なり導かれるように小鹿を撫でる。
澄人
悠斗
悠斗
澄人
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
澄人
白い息がまだ薄く漂う森の朝。 湿った土の匂いと、昨夜の雨の名残が足元に残る中、2人は小鹿の気配があった方向とは別のルートを選んで歩き始めた。
ザッ ザッ ザッ ザッ
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
ザッ ザッ ザッ ザッ
悠斗
澄人
ボフッ💨
悠斗
落ち葉で隠れた段差に足を取られ、すぐ前を歩く澄人の背中にダイブし胸のあたりに悠斗の両腕がしっかりと回っていた。
澄人
悠斗
ぎゅう..
澄人
悠斗
悠斗の腕は勝手に澄人を抱きしめて、離れようとしない。
澄人
悠斗
澄人
澄人
澄人
ぎゅうう..
悠斗
澄人
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗は拘束していた腕をほどくと、澄人は振り返らず前を向いたまま耳の先だけわずかに赤く染まっていた。
澄人
悠斗
悠斗
ザッ ザッ ザッ ザッ
悠斗
ザッ ザッ ザッ ザッ
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗が指差した先には倒木の影に小さな茶色が丸まっていた。
澄人
ザッ、ザッ、ザッ
澄人は顔つきを変え、迷いなく駆け寄った。
澄人
辺りを見回し分析する。
澄人
🦊クゥー..
澄人
悠斗
森の動物は悠斗が行くと警戒すると思い、離れて澄人の指示を待っていた。
澄人
悠斗
悠斗
🦊クゥー、クゥー
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
荷物が苦手な澄人の代わりに悠斗のリュックに入れておいたタオルで狐を包む。
澄人
包むとき、澄人が悠斗の手を支えるように添える。その指が触れた瞬間、さっきのバックハグの余韻が胸の奥で波打つ。
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
キュッ
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
ザッ ザッ ザッ ザッ
澄人
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
澄人
澄人
澄人
悠斗
🚪ギィ..
澄人
悠斗
悠斗
澄人
小鹿は暖炉の前、ブランケットの上に丸くなってくつろいでいた。
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
少々ぎこちなくではあるものの、かけられたタオル、ブランケットごと少しずらして狐のスペースを確保する。
悠斗
澄人
澄人
悠斗
悠斗
澄人はタオルで包まれた狐を、悠斗の撫でている小鹿の隣で処置を試みる。
澄人
悠斗
悠斗
澄人
澄人
悠斗
澄人
悠斗
今回は棚ではなく、暖炉の横の木箱から布・板切れ・紐を手際よく取り出す。
🦊クゥーン、クゥーン
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
悠斗は澄人の指示で濡れタオルを渡したり、体を支えたり、できうることを全部していた。
悠斗
澄人
固定し終わると、狐は力が抜けたみたいに丸まる。
🦌ペロペロ..
悠斗
きゅん
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
澄人
応急処置を終えた狐は、まだ痛むのか時々小さく鳴きながら暖炉の前で小鹿に寄り添って丸まっている。
ざわっ.. ざわっ..
澄人
澄人は音の様子を確かめるようにゆっくりと立ち上がり、窓の外に目を向ける。
澄人
悠斗
しばらく黙って空を見つめたあと、悠斗の方に振り返る。
澄人
悠斗
澄人
ドキッ
悠斗
澄人
悠斗
澄人
悠斗
悠斗
悠斗
澄人
悠斗
悠斗