俺に才能があれば
俺の母は医者 父は大学教授をしていた
何事も完璧、最高が絶対 そういう考えを持っていた
一人称は僕、俺なんて言う ぶっきらぼうな言い方はダメ
どんな時でも礼儀正しく 常に敬語で話すべき
そう、ずっとずっと言い聞かされていた
少しでも失敗すれば 説教と罵倒が待っていた
テストの点数が悪ければ 「だから!お前はダメなんだ!」 「なんで完璧にできないの……!?」
と、心がボロボロになるまで言われた
そして、罵倒の際 必ず彼奴の名前が出ていた
母
いつだってそうだった
家でも学校でも
いつもいつも、勇気と比較されて
蔑まされて
最初は大好きで大切な 親友だった勇気が段々嫌いになって
発言も行動も全部全部 存在さえも腹立たしくなって
だから、だから俺は
鬼灯 執菊
鬼灯 執菊
鬼灯 執菊
鬼灯 執菊
鬼灯 執菊
鬼灯 執菊
鬼灯 執菊
鬼灯 執菊
鬼灯 執菊
バン゛っっっ゛!!
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