鮫高
どうも鮫高です。
鮫高
人界VS魔界のチャットノベル版の最初を勤めさせてもらいます。
鮫高
尚、作者が未だに中二病を患っているのでかなり共感性羞恥があります。危険ですね。
鮫高
以下のキャラクターにふわふわ鱈メーカーを使わせて頂いてます。
・ユタノハルキ
・ユタノハルキ
鮫高
それではできる限りの頑張りますので、読んでいってください。
人界VS魔界 人界編第一話「夜明け」
父さん
(昔、この世界には英雄が居たらしい。)
父さん
(確かお父さんがいつも話していたことだ。)
父さん
(正直言えば僕は英雄の居たらしい古い歴史の事にあまり興味がなかった。
でも、お父さんは何よりもその事を大事にしていたと思う。)
でも、お父さんは何よりもその事を大事にしていたと思う。)
父さん
(そんなお父さんが先の大戦で死んでから数十年がたった。僕は持病の悪化で身体も満足に動かせない状態まで進行してしまった。)
父さん
(早くに嫁を亡くし、子供にも迷惑を掛けっぱなしだった。そんな中お父さんの英雄の話を思いだした。)
父さん
(英雄本人の話、血族の話、伝説の剣や、英雄に倒された呪いの話が次々と頭の中に溢れだす。そして今、死の間際にその意味がわかった気がする。)
父さん
(私は自分の看病をしている息子に自分の夢を託すことに決めた。)
ユタノ ハルキ
父さん?どうしたの?
父さん
息子よ…旅を…旅しなさい。…仲間と…共に笑い、楽しみ、苦難を乗り越える。そんな旅を…しなさい。それが父さんの夢だ。この夢お前に託したぞ。…そこにある紙切れの場所に行きなさい。そこにお前を導くものが有るであろう。
ユタノ ハルキ
なんだよそれ。まるで
遺言みたいじゃん。
遺言みたいじゃん。
父さん
(不意に手に力が入らなくなった。お父さん今、そっちに逝くよ。)
ユタノ ハルキ
父さん、ほらお粥。父さん?食べないと身体冷えるよ?
数日後、父さんはこの世を去った。
ユタノ ハルキ
父さんは確か旅をしろっていってたよな。そんでまずはこの紙の場所まで行けって言ってた。
その紙には"金剛山に勇者となるもの現れん。"と掠れた文字で書かれており、金剛山への行き方の図も書いてあった。
ユタノは旅の支度を整え、住み慣れた家に別れを告げ、父の墓の前に立った。
ユタノ ハルキ
父さん!行ってきます!