家に連れて帰ると2匹は大人しく寝ていた
彰人
…で、この猫どうします?
司
買っていいと思うぞ?
彰人
買いたいのですね…
彰人
なら、明日食料とか買いに行きましょうか。
司
あぁ!そうだな!!
冬弥(猫)
…みゃ…??
声に反応するかのように青色の猫が起きた
先程の猫とは違い、何か怯えてる様な感じがした。
彰人
…ソート(撫でようと)
冬弥(猫)
……!!
その猫は撫でようとする手を見てもう1匹の方に隠れた
類(猫)
にゃう??
それに釣られるようにもう1匹も起きた。
2匹が同じ時に起きるのは初めてだった
類(猫)
なーご??
冬弥(猫)
…(プルプル)
青色の猫はきっとなにかに怯えてる。
そう確信した。
落ち着かせるように紫の猫が毛繕いとかしていた
司
なにかに怯えてるよな、あの猫
彰人
いや、あの猫だけではない、紫の猫もだ…
司
捨てられる前になにか…
彰人
そうでしょうね…?
俺達はゆっくりと、慣れるように頭を撫でた
冬弥(猫)
…みゃー…
まだ怯えてるようだが、先程までのような震えはなくなった
司
なぁ、彰人
彰人
なんですか??
司
名前付けないか??猫の
彰人
良いっすよ?何がいいすか??
司
なら紫は…p((
彰人
あー、どうせペガサス何とかと言いそうなので却下
司
クッ…読まれてたか。
彰人
類と冬弥…
司
む?いいな!それ!
彰人
司のネーミングセンスが無いだけです。
司
なんだと!?
彰人
じゃあ、紫が類
青が冬弥な??
青が冬弥な??
司
了解だ!
冬弥(猫)
にゃー
類(猫)
みゃー♪
名前がついて2人は嬉しそうだった。
彰人
今日は遅いし寝るか
司
そうだな。
冬弥(猫)
…(チョイチョイ)
冬弥が俺の足元に来た。冬弥から来るのは初めてだった。
彰人
なんだ??一緒に寝たいのか??
冬弥(猫)
うみゃぁ…
彰人
いいぞ、
冬弥(猫)
にゃぁ♪
司
微笑ましいなぁ
類(猫)
…チョイチョイ
彰人
…類も司と寝たいらしいですよ?
司
む?そうか!なら一緒に寝るか!類!
類(猫)
にゃぁ♪
こうして2人は猫と一緒に寝室で寝るのであった。
朝、暖かい日差しとセミのなぎ声で目を覚ます
今日はやけに布団が狭い…
ここには俺と冬弥しか居ないはず…
恐る恐る布団を捲る
彰人
…!?
俺は目を疑った
だってそこに居たのは…
知らない猫耳としっぽが着いている青年が居たのだから







