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松野千冬
面倒な日直を終わらせ、 足早に向かった先は校門。 其処に居たのは学内では眼鏡を掛け髪を一つに括ったガリ勉スタイルとは掛け離れた彼の姿。
場地圭介
松野千冬
場地圭介
松野千冬
先程から気になる視線。 学内の女子生徒だ (ねえ、ウチの学校にあんなイケメンいたっけ?) (一緒に居るのって一年の松野じゃん。知り合い?)
松野千冬
場地圭介
松野千冬
みっともない嫉妬と分かりつつも 千冬は自分の気持ちが止められない。そんな自分自身が嫌だった。 場地を好いている…、 絶対に気づかれてはいけないと 千冬は自分の気持ちに嘘をつく。
場地圭介
松野千冬
場地圭介
松野千冬
場地圭介
松野千冬
帰路につきながら他愛もない会話を楽しめるだけで千冬は幸せだった、 幸せな筈だった。 自分の気持ちに気付いてからは、 この気持ちを場地に気付かれない様にと懸命に隠し通してきたのだ。 (少しだけ、苦しい。)
場地圭介
松野千冬
場地圭介
松野千冬
場地圭介
松野千冬
言える訳が無い。 男の自分が男の場地に懸想している 事を気付かれたら傍に居る事すら 叶わなくなってしまうだろう。
場地圭介
松野千冬
場地圭介
松野千冬
咄嗟に千冬は両頬を自身の掌で 包み、その体温を確認する。
場地圭介
松野千冬
場地の腕を軽く掴んで抗議する。 …が、千冬ははっとして急ぎその腕を離した。
松野千冬
場地圭介
松野千冬
場地圭介
何か気に触る事をしてしまっただろうか。千冬はそんな焦燥感に駆られながら場地の自宅へ向かった。
場地圭介
松野千冬
場地圭介
松野千冬
恋愛の情とは別で、これは事実。 場地と居られる事が楽しい。
松野千冬
場地圭介
松野千冬
場地圭介
松野千冬
場地圭介
松野千冬
場地圭介
松野千冬
ぱたん、と扉が閉められ部屋に取り残される。 場地の匂いのする部屋。 場地がいつも居る部屋。 想像するだけで目眩がする。 そして。
松野千冬
制服の下で昂るのは自分自身。 場地の匂いを嗅いだだけで男としての反応を示す己が情けない。
松野千冬
松野千冬
千冬は思わず自分の制服の下で誇張する猛りに手を添えた。 ゆるゆると摩ってみる。 自分でも直ぐに理解した。 先走りで下着がべっとり濡れてしまっている事を。 近くにあったクッションに手を伸ばしそれを片手で抱き締め顔を埋めた。
松野千冬
松野千冬
クッションに顔を埋めて香りを嗅ぐと脳髄に電流が走る様な衝撃が身体を支配した。 右手が止まらない。 制服の上からひたすらに陰茎を擦り続けて呼吸が上がる。
松野千冬
松野千冬
松野千冬
焦れば焦る程快感が増す。 千冬は利き手で着衣越しに敏感な男性器を懸命に擦り続け、
松野千冬
松野千冬
松野千冬
下着の中でどくん、と脈動した陰茎の先端から白濁色の精を吐き出す。 千冬は慌ててクッションを元の位置に戻し周囲にティッシュが無いかを探す。
松野千冬
松野千冬
松野千冬
制服のファスナーを下げスラックスを下ろし精液の付着した下着を下ろしたその時。
場地圭介
松野千冬