テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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乙女ゲームに転生しちゃったッ!?

第2話 - E p ．1

2023年12月19日

#乙女ゲーム

#転生

_51.miyu

遥菜

(あー！もう、本当にあのクソ上司イラつく。)

私の名前は加賀瀬遥菜ブラック企業に務めてから、約4年のOLだ。

ん？なぜ、そこまでブラック企業に務めるのか？って？それは、もちろんお金が必要だから

大人になるにつれ、お金は必要不可欠だ。だから、稼がなければならない。

ブラック企業に対してはそこそこの給料なのもあるけれどね。

あと、もうひとつの理由は、

仕事終わりの癒し、乙女ゲームが待っているからだ。

あと少しで、推しが攻略できると思うと、非常に興奮する。

もう少しで、推しのグッズも販売されるから、そのために貯めてるのも過言ではない。

遥菜

でも、残業という点を除けばだけどね。

と、思った瞬間。嫌な気配がした。

後ろを振り返ってみると、気づいたら、電車に轢かれていた。

犯人は、チラっとしか見えなかったが、あれは正しく、社長だ。毎日見てる私が間違えるわけが無い。

遥菜

ああ、ここで、私の人生は終了か。

遥菜

明日までに提出のプレゼン書類がまだ書けていないし、、推しグッズも買いに行けない。

遥菜

何のために、お金を貯めていたんだ。、

遥菜

こんな、虚しく人生を終わらすためにお金を貯めていたんじゃないのn

ﾌﾟﾂﾝ…

そう。ここで、完全に意識が途切れたのだ。

ﾄｸﾝﾄｸﾝ

遥菜

ん、、。

遥菜

ここは、？

遥菜

確かに、私は電車に轢かれた。

遥菜

ということは、ここは黄泉の国、？

??/あらあらまぁ。お目覚めですか？

遥菜

えっと、ここは？

遥菜

それと、貴方はだれ？

??/質問攻めですね。まあ、とりあえず、私の名前は

ティア

ティアといいます。

ティア

貴方の心臓担当していた、女神です。

ティア

こちらの、対応ミスで、本来は助かるはずだったのですが、、。

ティア

本当にごめんなさい。。

遥菜

大丈夫です。

遥菜

別に、今の人生に未練なんてありませんし。

遥菜

でも、唯一心残りなのが、

遥菜

乙女ゲームをコンプ出来なかったことかな、、((ﾎﾞｿｯ…

ティア

そうなんですか。。

ティア

では！私なりの、謝罪の気持ちを込めて、3つまで決めてください

遥菜

3つまで？何を？

ティア

1…転生先
2…人物
3…その他
という感じです

ティア

これは、貴方にしかやったことないので、特別です。

遥菜

じゃあ、遠慮なく決めてもいいですか？

ティア

はい。

遥菜

では、
1…乙女ゲーム
2…ヒロイン
3…光魔法を扱いたい

遥菜

以上です

ティア

え？それだけでいいんですか？

遥菜

はい。

遥菜

充分選びましたし

遥菜

私は満足です

ティア

な、ならいいのですが、、

ティア

ま、まあ、、次の人生こそは楽しく悔いないように過ごしてください。

ティア

では、行ってらっしゃい

ティア

本当に申し訳ありませんでした。

遥菜

大丈夫です。

遥菜

では

ｼｭﾝｯ

ティア

どうぞ、次の人生こそ楽しく過ごせますように。。

ﾝ…

痛ｯ…

あ、そういえば転生したんだよね。

いや〜今更だけど、大好きな乙女ゲームに転生できるなんて、思いもよらなかったわ。

しかも、ヒロインだなんて、。

ティア様。マジで神。

本当の神なんだけどね

あ、せっかくだし、ヒロインの姿でもみよっかな〜笑。目の保養にもなるしね

えっと、鏡は、あ、あった

どれどれ〜

…？

は？

え？

……毎日のように乙女ゲームをプレイしていた私なら、わかる。

この、絹のように美しい白髪に、ルビーのような赤い瞳。。

そして、この豪華な部屋…。ヒロインなら、ちょっと小汚い部屋というか小屋なのに。。

これは、正真正銘の、悪役令嬢、！！

フィアー・リランドチュール

フィアー

う、嘘でしょ、、。

フィアー

ティア様にちゃんと、ヒロインに転生したいって頼んだのに、、。！

フィアー

まあ、しょうがないか、

フィアー

誰でも、ミスはするものだし〜泣

フィアー

って、今のフィアーって何歳なの！？

フィアー

ゲームのシナリオでは、15歳にアリシアロイヤル学園に入学なんだけどな、、。

フィアー

あ、てか、悪役令嬢にはお決まりで婚約者がいるから、フィアーにもいるはず、、

フィアー

まっとりあえず、メイド呼びますか

フィアー

多分、私より詳しい気がするし

フィアー

名前は、なんだっけ、、笑

フィアー

確か､､カリン？だったはず

フィアー

呼んでみますか

フィアー

カリン〜!!

ﾀｯﾀｯﾀ

ガチャ

カリン

お呼びでしょうか

カリン

フィアーお嬢様

フィアー

えっと、単刀直入にごめんなさい。

カリン

え？あのお嬢様が謝った、、？((ﾎﾞｿｯ…

フィアー

私って今何歳なの？

カリン

え？

フィアー

ん？

カリン

もしや、昨日階段から落ちた衝撃で記憶を失くしたのですか、？

フィアー

多分、。？

フィアー

だから、簡潔に言うと、、

フィアー

自分の名前以外思い出せないの。

フィアー

だから、私の専属メイド、カリンに色々と聞かせてもらおうと思って。

カリン

そういうことでしたら、長年お嬢様をお仕えしてきた、この私が、ご説明致します。

カリン

まず、お嬢様は昨日で7歳の誕生日をお迎えになりました。

フィアー

(てことは、今は7歳ってことね。)

カリン

そして、代々貴族の子どもは7歳を迎えた日に婚約者と面会をする義務があるのです。

カリン

そして、フィアーお嬢様も、その婚約者様にお会いになりました。

フィアー

えっと、その婚約者の名前って、、？

カレィジ様です

⊅.゜

ここまでです！