くーき
ハセ
くーき
くーき
ある日の昼下がり
私は特に予定などもなかったため、もうすぐ在庫の尽きそうなポーションを能力で作り出した空間で作っていた時、スマホに通知が来た
レイナ
材料を混ぜながらスマホを開くと、ナギからLINEが来ていた
アメ
フユ
フユ
アメ
フユ
アメ
フユ
アメ
フユ
アメ
アメ
フユ
アメ
フユ
アメ
フユ
LINEを終え、スマホをポケットに入れる
レイナ
レイナ
できたポーションを瓶に詰めながら、私は頬を緩めた
当日 駅前
待ち合わせ時間の10分前に着くと、そこには当たり前のようにナギがいた
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
私たちはどっちも時間前に集合場所にいるタイプなので、2人で出かける時は毎回予定少し早めになる
今回も同じように早めに水族館に行く事にした
レイナ
受付でチケットを渡し、中に入った時、思わず歓声が漏れた
薄暗い館内の中、今まで見たことの無いほど大きい水槽が沢山あり、その水槽全てに沢山の魚が優雅に泳いでいたのだ
レイナ
ナギ
明らかに興奮している私に、クスリと笑いながらナギが言う
レイナ
普段なら笑われたことに対して恥ずかしくなるだろうが、今はそんなこと気にならなかった
今まで水族館に行きたいだなんて思った事も無かったのだが、来てみたら不思議と、長年の夢が1つ叶ったかのような感覚になる
ナギ
レイナ
レイナ
ナギ
ナギ
レイナ
自分から聞いたくせに、私はナギの話を聞いてる間もずっと水槽に見入っていた
ナギはそんな私に気分を悪くするような仕草はなく、むしろ嬉しそうにしている
レイナ
ナギ
いつもより若干早足気味になりながら、次の水槽を見る
ここまで興奮するのかと、自分でも意外に思う程私のテンションは上がっていた
ナギ
レイナ
その後も様々な水槽を見ていると、いつの間にか昼頃になっていた
ナギ
レイナ
いつの間にかナギが手に持っていたパンフレットの地図を見ながら、私たちはレストランへ向かった
レストラン
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
食券を買い、受付で番号札と交換する
私達は近くの席に向かいになるように座って、番号が呼ばれるのを待った
ナギ
レイナ
レイナ
ナギ
率直に思っていた事を言うと、ナギが吹いた
ナギ
レイナ
レイナ
ナギ
笑いが止まらないといった感じのナギに、心外に感じる
レイナ
ナギ
ナギが何かを言いかけたところで、私達の番号が呼ばれた
ナギ
レイナ
完成した料理を席に運び、頂きますをしてから食事を食べる
ナギ
レイナ
そこまで言いかけたところで、ふと口を噤む
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
何か言おうとしたのに、その何かが思い出せない
そんな気持ち悪さを誤魔化すようにソテーを口に入れると、ナギがスマホを見て言った
ナギ
その言葉に、私の目がキラリと光る
ナギ
レイナ
ナギ
ナギ
レイナ
いきなり食べる速度が早くなる私に、ナギが本日2回目のセリフを優しく笑いながら言う
ナギ
屋上
食事を終えてすぐに向かうと、意外にも席は結構空いていた
ナギ
レイナ
ナギ
属性が水のナギが言うと、安心感が半端ない
レイナ
私がそう言うと、ナギは嬉しそうに笑った
10分後…
あれからいきなり席が埋まり始め、始まる5分前くらいには席は全て埋まっていた
ショーが始まり、大きなプールの中央にあるステージの上に、ドルフィントレーナーの女性が現れる
女性がイルカの紹介を始めると、プールからイルカがでてきて、そのイルカは観客席の近くを回る
レイナ
ナギ
イルカの紹介も終わり、女性が説明を挟みつつも様々な大技が繰り広げられる
レイナ
イルカの技が繰り広げられる度に、柄にもなくはしゃぎまくっている私を見ながら、ナギも楽しそうにしてる
大技の連発が終わった時、女性は注意事項の様なものを言った
内容は、プールに近い座席のヒトには水が掛かる可能性があるので、注意してくれという内容だ
レイナ
ナギ
一番前にいる私達は、確実にかかる位置にいた
イルカが女性の合図とともに潜る
すると、いきなり目の前の水面からイルカがでてきて、高く飛んだ
レイナ
大きな音がし、水飛沫がかかる_と思ったが、いつまでたっても覚悟した冷たさは来ない
ナギ
思わず瞑っていた目を開けると、ナギが飛びかかった水を膜のようにして、私たちにはかからないようにしてた
レイナ
ナギ
そう言いながら、ナギは膜にしていた水をプールに戻す
その後も様々な技を見てると、ショーが終わった
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
レイナ
ナギ
クラゲコーナー
レイナ
薄暗い部屋の中央に、柱状の大きな水槽があり、光によって色の変わるクラゲがいるクラゲコーナーは、とても神秘的だった
あまりの美しさに、思わず時を忘れて見入ってしまう
ナギ
レイナ
フワフワと浮かんでいるかのように泳ぐクラゲ達の中、足が絡まっている2匹が目に入る
そのクラゲをずっと見ていると、はらりと足が解けた
レイナ
いいことなのだろうけど、何故かそれに寂しさを感じる
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
ナギ
レイナ
静かな室内で、笑いを堪えるナギを見て、私も笑いがこぼれる
レイナ
ナギ
私たちは、クラゲのコーナーを出た
売店
売店には、魚等を模した沢山のぬいぐるみや、キーホルダー等が売っていた
レイナ
そう思い小物コーナーを見ていると、ペアになってるキーホルダーが目に入る
くっつけると白と薄い水色ののクラゲが一緒に泳いでいるような、オシャレなものだった
レイナ
ナギ
丁度近くにいたナギに話しかける
レイナ
ナギ
ナギ
レイナ
ナギ
レイナ
ナギ
そんな会話をしながら、私はキーホルダーとノートを選び、ナギはポスターカードを選んだ
誘ってくれたお礼にと、ナギの分も商品の代金を半ば強引に払い、水族館を出る
水族館の外に出ると、もう日が落ち始めていた
ナギ
レイナ
レイナ
ナギ
レイナ
そんな会話をしながらも、帰りの電車に乗り、いつもの駅に着く
レイナ
ナギ
駅で別れて、帰路に着く
帰り道の途中で、何となく今日買ったお揃いのキーホルダーの片割れを出す
ナギが水色で、私が白色のクラゲを持つことになった
レイナ
私はその白色のクラゲを見て、いつもより上機嫌に家へと帰った
くーき
ハセ
くーき
ハセ
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