亜子(あこ)
あー、
亜子(あこ)
つまんない…
京菓(きょうか)
出た。
亜子(あこ)
……だって、つまんなくない?国語の時間
京菓(きょうか)
まぁ、亜子はどの授業でもつまんないって言ってるけどね。
亜子(あこ)
まぁ、そーだけど…
京菓(きょうか)
確かに、楽しいといったら、嘘になるけど。
亜子(あこ)
もーちょっと、暇がなくなる、楽しいことがしたいな。
京菓(きょうか)
授業の時じゃ出来ないけど。
キーン
亜子(あこ)
あ、終わった
コーン
京菓(きょうか)
あーー、疲れた
カーン
亜子(あこ)
あと1時間も、
ゴーーン
亜子(あこ)
ん?
京菓(きょうか)
へ?
亜子(あこ)
あれ、音なんか最後違かったよね?
亜子(あこ)
まぁ、そんなことはどーでも……
京菓(きょうか)
……いない。
亜子(あこ)
みんな…は?
亜子(あこ)
ちょ、え?何?
京菓(きょうか)
え、怖ッ!
亜子(あこ)
京菓!とりあえず、落ち着こ!
京菓(きょうか)
あ、う、うん!
京菓(きょうか)
落ち着こう…
コツコツ…
亜子(あこ)
へ?誰?先生…かな?
京菓(きょうか)
……誰かな
ブラック
ん?あれ、あ、ココ3組?
亜子(あこ)
え、…あー。はい、3組、です。
やって来たのは、少し派手な格好をした、シュッとした女性だった。
目にはタトゥーを入れており、首には黒いチョーカー、黒いタンクトップに、黒いガウチョパンツを履いていた。
足がながく、モデルの様な人で、黒いベリーショートで、ボーイッシュな感じが漂っていた。