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数日後

私は正式にここの学生として 編入させられ… 今は特待生さんと一緒に暮らしている

特待生)あ、っと…おはようございます…?

紗桜(さら)

あ、おはよう…ございます……

見ての通り…よそよそしいです

紗桜(さら)

ご、ご飯…作ったんだけど…その、学食にする?

特待生)あ、えと…量に… 余裕が有るなら…

紗桜(さら)

あ、あるよ?たべ、…る?

特待生)た、食べたい…です

紗桜(さら)

じゃ、じゃあ…ちょっと
待ってね…
直ぐに用意するから

紗桜(さら)

ど、どう?料理は…
その、……元から得意だったから…

特待生)✨✨

特待生さんは目を輝かせながら満足そうにご飯を食べている

紗桜(さら)

え、えーっと…美味しい…の、かな?

特待生)とっても!!✨

特待生)な、なんですかこれ! 美味しすぎますよ!!

紗桜(さら)

あ、っと…ちょっとした
レストランで調理員として働いてて…それで……

特待生)ま、また作ってください!!✨

紗桜(さら)

あ、うん…えっと…それでいいなら……

特待生)はぅ〜…これは…美味しすぎます……もう舌肥えちゃえました笑

紗桜(さら)

そ、そう…かな

紗桜(さら)

気のせい…じゃないかな

使った食器類を片付け洗って 食洗機に入れる

紗桜(さら)

今日も今日とて変わらず勉強かぁ…

特待生)大丈夫…ですか?その、色々…

紗桜(さら)

あ、いや…自分は特に……
まだ薬がありますし…

特待生)あ、じゃあグールの方々とは…

紗桜(さら)

オブスキュアリとホタルビの方々としか…笑

特待生)あら…

紗桜(さら)

フロストハイム…は…もう、なんというか…雰囲気で…怖くって笑

特待生)あ〜…分かりますよ笑

特待生)あ、ちょうど今日 フロストハイムに行きますから 少し来ます?

紗桜(さら)

あ、ぅッ…やd_

特待生)さぁ行きましょー!!!

紗桜(さら)

ヤダヤダヤダヤダぁ"ー!!!!!!!!!‪

フロストハイム

特待生)おはようございます、 特待生です

紗桜(さら)

さ、紗桜…です……

ノックを4回してから2人して名乗ると 冠氷さんから入室の許可が出た

ガチャッ…

尋(じん)

今日は何の用だ

特待生)いえ、今日は紗桜さんが フロストハイムに慣れたいと言っていたので置きに来ました

紗桜(さら)

!?特待生サン?!

特待生)皆さんの事を知りたいと仰っていたので是非お話をと思いまして

お察しのいい方はわかるだろう… 置いてかれた

紗桜(さら)

…:( ; ◜ᴗ◝;):ガタガタ

紗桜(さら)

(こ、怖い…やばい…怖い…帰っていいかな…)

塔真(とうま)

おや…珍しいお客様ですね

紗桜(さら)

ひぇッ…(も、もう…やだ……)

塔真(とうま)

何か飲まれます?

紗桜(さら)

あ、いや…えっと…え、
遠慮なく……
(隅っこに行きたい…)

尋(じん)

……お前

紗桜(さら)

ひゃぃ!!

尋(じん)

…お前、確か呪われてんだろ?

紗桜(さら)

あ、えと…その……ま、ぁ、…はぃ

尋(じん)

お前、呪い解けたらどうするつもりだ?

紗桜(さら)

あ、っと…普通に…生活…します

尋(じん)

じゃあ解けなかったら?

紗桜(さら)

え、っと…まぁ…普通に……死ぬ選択します

尋(じん)

塔真(とうま)

おや、それはいい選択だと思いますよ?

紗桜(さら)

そ、そうじゃないと困りますよ…笑

紗桜(さら)

(…あの時も_ために…歩いてたし……変な事に巻き込まれたけど)

塔真(とうま)

冷たいとは思わないんです?

紗桜(さら)

い、やぁ…ほら、私結局生きる価値ないですから笑

紗桜(さら)

存在が迷惑ですから笑

尋(じん)

…気分が悪ぃな

紗桜(さら)

あ、ごめなさ…直ぐ…出ます

尋(じん)

違ぇ

紗桜(さら)

は、い?

尋(じん)

お前の自己嫌悪だ

尋(じん)

何がなんでそうなったんだ

紗桜(さら)

え、ぁ…いや…別に……

尋(じん)

じゃあなんでお前はあの時…人気の無いあの海に
居た

紗桜(さら)

ビクッ…

紗桜(さら)

い、家が近所で…それにあそこ、綺麗ですから

尋(じん)

昔はあそこ人気だったんだろ?

尋(じん)

近所ならわかるはずだよな?あそこが…どうして人が入らなくなったのか

紗桜(さら)

神隠しによく会うと…聞きました……けど、恐らく水難事故か何かかと

尋(じん)

怪異は本来、特定の人物にしか見えない

尋(じん)

ターゲット…つまり、隠す相手と…【殺す相手】

尋(じん)

怪異は【死にたい】と思っている相手の前に姿を現す

紗桜(さら)

……尋問は…終わりですか…?

尋(じん)

あんたが居た海は
【自殺の名所】

尋(じん)

怪異の格好の的だったって訳だ

紗桜(さら)

尋(じん)

お前のその性格はどこから来たんだ?

紗桜(さら)

……虐待児だった

紗桜(さら)

そういえば…満足?

瞳が冷たくなるのを感じた

冷たい表情で一周まわって殺意を感じさせてしまうほどの

尋(じん)

そういう事な、だから死にたくなって海に行った…と

紗桜(さら)

もう…帰ります

紗桜(さら)

(性格も肉体も穢れた女って…マジで存在価値ねぇな…クソが)

尋(じん)

……(ま、別にいいか、ここまでで、あいつ死にてぇつってるし…死なせりゃいいか)

塔真(とうま)

尋、興味でも湧いたか?

尋(じん)

あんな自殺願望丸出しの女に興味なんざ出るわけねぇだろ

塔真(とうま)

…アイツの話はここも来てるんだろ?

尋(じん)

あぁ、呪いがどうのこうのってな

尋(じん)

んで、おせぇレベルで薬のせいで体質が変わるって話も…

塔真(とうま)

…救いようがねぇな

尋(じん)

全くだ、放置しておけ

塔真(とうま)

あぁ

好きでも無い相手に抱かれるのは嫌

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