インターホン

桃視点 ホラー（？）

1つ目（←！？）

『インターホン』

ド田舎の夏の猛暑日

夏休みということもありのんびり過ごしていた

ピーンポーン

本当はドアを開ける前から違和感があった

ドアのすりガラスになっていたのだが、人影がない… だが、立ち位置によっては見えないこともあるから気にしなかった

ガチャ

ましてや、周りは砂利で、逃げても音がするし、見晴らしもよく隠れる場所は少ない

だから、人が、いないことはおかしいのだが、あまり気に留めなかった

ピーンポーン

ここが田舎という前提で話そう

うちでは夏や暑い時は家に人が居る時はドアを開けっ放しにすることがある

そして俺はさっき出た時に開けっ放しした

ピーンポーン

うちのインターホンは玄関のすぐ隣にある

つまり今、俺の目の前にある

もちろん俺は押してないし周りに人は居ない

ピーンポーン

…​ピーンポーン

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ、ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

段々と鳴るの速さが上がって行く

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ、ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯｰﾝﾎﾟー、ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

まるで早く出てこいというかのように連打が続く

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ、ﾋﾟｰ((ﾋﾟﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ((ﾋﾟﾋﾟﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

鳴り止まないインターホン

幸い隣家はあまりないので近所迷惑などはないだろうが

こっちからしたら一生鳴り続けている訳でひとたまりもない

いくらホラー耐性があると言えど恐怖心は湧いて、…くる……

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

湧いてる…（）

ﾋﾞﾋﾞﾋﾟｯﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

…いや、湧いてるか…？これ？

後日談

結局故障（？）だった（多分）

（いつの間にか直ってました）