蒼田 直輝(なおきり)
帰りの電車でも気づいたら目をつぶっていた。
僕はどうやらそういう癖があるようだ。
蒼田 直輝(なおきり)
不思議なくらいその場所には懐かしさを感じれた。
これは僕じゃない誰かの身体での記憶。
いや、これは記憶なのか?
(……………!ゆ……ん!)
また、叫んでる。
その声もまた聞き覚えがあった。
不思議なくらい。胸が痛くなって。
ふと。ある事を思い出した。
あの少年だ、
全くこの"誰かの記憶"とは関係ないのに
頭からその少年が離れない。
次は〜原井駅〜原井駅〜
蒼田 直輝(なおきり)
危うく乗り過ごしてしまうところで降りなければならないことに気がついた。
まさに危機一髪、
時間というのは早い。こんな感じで僕も直ぐに死ぬのだろうか。
そんなことをトボトボと考えながら駅のホームを出る
家に帰って来た途端の脱力感は心地がいい。
蒼田 直輝(なおきり)
蒼田 直輝(なおきり)
部屋のドアを開けた勢いのままベッドにダイブした。
蒼田 直輝(なおきり)
疲れていたせいかベッドに入ったら直ぐに眠ることが出来た。
翌日
蒼田 直輝(なおきり)
どあやらあの後起きることなく次の日になってしまったようだ。
蒼田 直輝(なおきり)
その瞬間酷い頭痛が襲ってきた。
そりゃそうだ。インフルエンザウイルスを舐めてはいけない。
流石にもう一度病院へ行こう。
病院について受け付けに行った。
相変わらずご老人の方が多かった。
昨日とは違い。意外と早く呼ばれた。
今回も診察は1分程のものだった。
昨日より悪化しているため 家で寝ていなさい。と言われてしまった。
おまけに薬つきだ。僕は昔から薬がかあまり好きではない。
健康思考な割に注射も苦手という。
そんなことを考えていたら見覚えのある人影を見かけた。
???
エレベーターから出てきたのは昨日みたあの少年。
相変わらず足早に歩いて行った。
僕は不思議と興味が湧いた。そんな自分が1番不思議だった。
気がついたらその少年の後を追っていた。
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