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雪夜
雪夜
雪夜
雪夜
太宰
太宰
とある建物の屋上
太宰は一人で壁に寄り掛かっている
昨晩の事もあって、逃げてしまったのだ
太宰
太宰
今朝、乱れまくった包帯を巻き直す際、鏡を見た
首には沢山の噛み跡や絞め跡が残っていた
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
中也
太宰
太宰
中也
太宰
中也
中也
太宰
中也
太宰
中也
太宰
太宰
中也
中也
中也
太宰
太宰
太宰
太宰
中也
聞いた事の無い怒声
本気、なんだ
中也は、何も云わずに帰った
太宰
太宰
太宰
柵に寄り掛かり、蹲る
太宰
太宰
太宰
太宰
ふと、柵の隙間から下を覗くと
中也が下を向いたまま立ち止まっていた
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
♪____
太宰
太宰
太宰
太宰
太宰
敦)あ!太宰さん、今何処に居るんですか?
太宰
敦)、、、?元気無いですね、、、如何したんですか?
太宰
敦)嘘は良くないですよ。何か悩みとかあったら云って下さい
太宰
太宰
敦)、、、?何ですか、、、?
太宰
太宰
太宰
敦)、、、此れは、僕の予想ですが
敦)きっと、相手も同じ事思ってると思いますよ
太宰
そう云われて
ほぼ無意識に下を覗いた
太宰
太宰
敦)、、、一寸位、元気になりましたか?
太宰
太宰
敦)はい?
太宰
敦)あ、えっと、、、最近姿を見てないので、、、
太宰
太宰
敦)此方こそ、急に電話して御免なさい
敦)では、切りますね
太宰
太宰
太宰
太宰
じっと下を見る
まだ、居る
此方を振り返って、一瞬目が合う
私は立ち上がり、柵を跨いで
空に身体を投げ出した
次回へ続く
雪夜
雪夜
雪夜
雪夜
雪夜
雪夜
雪夜