著者
では早速いきます。
個人的に、アルハイゼン自身の性格で言えば善でも悪でもないと思うんです。でもやったことは善ですね。草神救出作戦について、自分の都合でやったことが偶然良い方向に転んだのか、現状だと都合が悪いから良い方向に無理やり変えたのかどっちなの?と聞かれると困るんですが、多分アルハイゼンにとって過ごしやすい環境が「知恵の神としてクラクサナリデビが信仰され、なおかつファデュイが神を創らず国を転覆させないような環境」で、ちょうどそれが善とされることだったってだけじゃないですかね?少なくとも、アルハイゼンの行動基準に善悪は入っていません。せめて言うなら「罪を犯さないかどうか」ですかね。まぁそれこそ捕まらないようにするためなんですが…だとしても、いくら都合がよくとも悪い方に行くような人じゃないんですよね。悪は裁かれるっていうのは歴史が示してますし、ほんの少しくらいは正義感も残っています。あの人、いつもは合理的で冷たい印象を受けますけど、「世の中のみんなが平和に暮らせたらいいのにな(要約)」みたいなことを言うくらいには他人の幸せを願ってるんですよね。ただ、ほんのちょっと手の届く範囲でしか人を助けないし、目の前に溺れている人がいても「他人の運命を尊重する…」と言ってそのまま放置するだけで。
