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その日の夜

私は編集ソフトを開きながら

宮さんの言葉を思い出してた

《臣くんのことまだ好きなん?》

○○

...

好きじゃないはずなのに

忘れたはずなのに

○○

あー...もう

○○

分かんないよ

頭を抱えながら

意味もなくEnterを押している

○○

佐久早聖臣...

パソコンで何度も調べてしまう

佐久早くんの写真だったり

動画を...

するとインターホンが鳴った

○○

ん...?

ドアを開けると

そこには佐久早くんがいた

○○

え...

○○

どうしたの?

正直この前のこともあって

あんまり会いたくなかったのが本音

なんだけど...

佐久早

宮と付き合ったって

佐久早

本当なの

○○

え?

○○

待って...ごめん

○○

なんの事?

私が訳も分からない反応をすると

佐久早くんはため息をついていた

佐久早

いや...なんも無い

佐久早

あいつの嘘だった

○○

うそ...?

○○

ちょっと話が分からない

佐久早

もう大丈夫

そう言って

自分の家に帰ろうとした

その佐久早くんを

私は...

佐久早

手を掴んで引き止めてしまった

まるで

高校1年生の

あの時みたいに

○○

え...いや

勢いよく引き止めてしまったけど

何も言うことは決めてなかった

でも手は掴んでしまった

私は自分の家をさしてから

○○

ちょっと飲まない?

そういった

もちろん断られる大前提で

○○

嫌だったら...

佐久早

いいよ

そう...一言

○○

え?

佐久早

○○

ほんとに飲むの?

佐久早

涼森が言っただろ

○○

そうだけど

私は頭の中をフル回転させ

汚い場所はないか確認する

幸い昨日掃除をしたため

特に目立った物はないはず

そう思って佐久早くんを家に通した

リビングに入ると

佐久早くんはリビングのソファに座った

佐久早

...

その視線はテーブルの上にある

パソコンにあった

○○

何見てるの...

そういった途端おもいだしてしまった

さっき...佐久早くんの事を調べたまま

○○

あ、まって

佐久早

なんで

佐久早

俺の事調べてるの

○○

いや...これは

○○

気になって...

佐久早

なんで?

佐久早くんは私から目を逸らさなかった

○○

いや...

○○

なんでもいいでしょ

苦し紛れにそう言った

佐久早

まぁ...たしかに

佐久早くんもそれ以上聞いてこず

私はパソコンを閉じてしまった

○○

ビールしかないんだけど

佐久早

大丈夫

○○

わかった

私は佐久早くんの前にビールを出し

隣に座って

缶の蓋を開けた

○○

...

佐久早

...

正直

気まずい

○○

あー...あの

○○

さっきの宮さんと付き合ったって話

○○

なんだったの?

私がそういうと

面倒くさそうにスマホを見せた

佐久早

...これ

そこにあったのは私と宮さんの写真だった

○○

え、なんで持ってるの

○○

それ

佐久早

宮が送ってきた

○○

あー...

○○

なるほど

納得した反面

謎が深まった

○○

でもなんで...私のとこに来たの?

そう私が聞くと

あからさまに嫌な顔をした

○○

もしかして

○○

嫌だったの?

一縷の望みにかけて

きいてしまった

次に返ってきた言葉は

佐久早

そうかも

思っていたものとは違った

○○

え...?

佐久早

なに

○○

いや...こっちが聞きたいよ

佐久早

涼森が聞いた

○○

そうだけどさ

○○

佐久早くん

○○

それ...どういう意味か分かってる?

佐久早

分かってる

○○

私...もう一度

○○

やり直したいんだけど...

私は少し俯いて言った

顔を見るのが怖かった

恥ずかしかった

○○

あの時はお互い

○○

何も話さずに

○○

終わったから...

○○

後悔が残ってて

私がつらつら話すと

佐久早

涼森

○○

え...なに

佐久早

俺は思ってるほど大人じゃない

○○

うん...そうだね?

佐久早

でもそれは

佐久早

涼森の事になると

佐久早

特に分かりやすくなる

佐久早

ずっと気持ちは

佐久早

あの頃から変わってない

○○

え...?

○○

ちょっと待ってそれって

○○

また...付き合ってくれるの?

そこで私は目を合わせた

佐久早

そう

佐久早くんは黙って手を伸ばした

その手で

私の手に触れた

付き合ってた頃でさえ

こんなに緊張したことは無かった

佐久早

また...始めてみるか

佐久早

俺たち

私はゆっくり頷いた

今何か話してしまったら

泣いているのがバレそうだった

佐久早

なんで泣いてるの

○○

うるさい...

私たちはまた

あの頃の恋愛を

スタートした

佐久早

じゃあ...帰る

○○

○○

なんで

佐久早

明日早いから

○○

あ...そっか

私は改めて考えた

私は登録者数30万近いYouTuber

佐久早くんはバレーボール選手

もしかして...かなり大変なのではないかと

佐久早

なに

○○

いや...ちょっと考えごと

佐久早

帰るから

佐久早

戸締り

そう淡々と話す彼は

前と変わらなかった

○○

うん...わかった

私は玄関まで見送った

○○

...あ、そうだ

○○

宮さんとの写真

○○

私も欲しい

佐久早

なんで

○○

なんでって...

○○

宮さんとの写真は

○○

誰だって欲しいでしょ

佐久早

理由になってない

佐久早

なんで彼氏じゃない人の写真いるの

○○

え...いや

○○

そうだけど

○○

佐久早くんって...そんな重かったっけ

佐久早

別に

佐久早

普通

○○

でも欲しいからちょうだい

佐久早

無理

○○

なんでー…

○○

今ここでくれなかったら

○○

私宮さんから直接貰うよ

○○

また会おうとか言ってたし

私が意地悪で言うと

佐久早

はー...わかった

そう言ってLINEにポンッと送ってくれた

○○

やった

○○

ありがと

顔を見ると

あんまり納得していない顔だった

○○

聖臣くん

佐久早

なに

○○

今送った写真

○○

特別だからね

そう言って私は玄関のドアを閉めた

○○

今送った写真

○○

特別だからね

そう言ってドアをバタンと閉じた

佐久早

は...?

特別って何が

そう思いながらスマホを見ると

そこには俺のポスターと

涼森が並んでる写真が送られていた

佐久早

はー...

俺はため息をつきながら

その写真を保存した

この作品はいかがでしたか?

220

コメント

3

ユーザー

やばさいっこう!!!おみおみが重い系とか最高じゃね??え???

ユーザー

尊すぎやろー! 涼森ちゃん!やるー!!! 臣くんもそのまま重いままでおなしゃす!

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