あの日から、俺は仕事現場でも安心できなくなり、仕事にも影響が出始めた。
スタッフさんの一つ一つの言動に過剰に反応したり、周りを気にしすぎてメンバーの問いかけを無視してしまったり。
そんな事が続けば、 メンバーも不信感をいだく。
そしてとうとう、 メンバーに痺れを切らされた。
哲汰
玲
永玖
俺のせいでピリピリしてるのは 分かってる。
永玖
やるせない気持ちで、俺はカバンを持ち楽屋を後にした。
颯斗
追いかけ呼び止めてきたのは俺の恋人。
颯斗の舞台が決まり、俺のドラマが決まったことでお互い忙しいから最近は一緒にいることが少なかった。
永玖
颯斗
永玖
永玖
颯斗
永玖
颯斗の真っ直ぐな目。
その目に見つめられていたら、 ストーカーのことを話してしまう。
颯斗には、心配かけたく無い。
俺は颯斗から逃げるように、 次の現場に向かった。
最近、永玖の様子がおかしい。
いつもはどんなに体調が悪くても、 無理して仕事をやり遂げようとする。
でも最近はボーッとしてメンバーの言葉を聞いてなかったり、どこか上の空。
今も、メンバーに怒られているのに ただごめんを繰り返すばかり。
最後にごめんと頭を下げると 楽屋を出ていってしまった。
途中からみんなもおかしいと思ったのか、永玖が出ていった後心配そうな顔をしている。
俺は永玖のあとを追いかけるように 楽屋を出た。
颯斗
メンバーじゃなくて、恋人として、 俺がちゃんと話を聞いてあげたい。
そう思ったけど、永玖は何も話してくれず帰ってしまった。
この時、無理にでも話を聞いておけば 少しは違かったのかもしれない。
コメント
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続き気になりすぎます👀✨️