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どんなに足掻いても、変えられない。
それが現実。
どんなに足掻いても、最初から 決められてる。
それが運命。
分かっているのに。
分かっているのに、 いつも、少しの希望を持って あなたに話しかける。
いつも結果は同じなのに。
もしも魔法が使えたなら、 こんなどうしようもない現実も 変えられるのかな。
うなされて起きる朝が、いつもと少し違っていた。
今日はスッキリと起き、
学校に向かう準備をしている。
まるで、一年前のように。
私も、昨日一年間分の思いを バクハツさせたので 気分スッキリだ。
私
伸びをしてみる。
あなた
あなたも伸びをしている。
タイミングが同じなので、 少し笑えてしまう。
いつもの通学路を歩くあなた。
なんか、吹っ切れたようにみえる。
その表情を見て、
この先、なにかあっても、
あなたのことは絶対に忘れないだろう、と思った。
やっぱり、いつもどおりのあなたが
私
ぽろり、と言葉がもれる。
聞こえないはずなのに、 あなたはキョロキョロしはじめる。
聞こえたの?
かすかな希望がよぎるが、 そんなことはない。
あなたと、話したい。
改めて思う。
もう一度、話したい。
私はもう一度あなたと話すことを 願う。
この望みは、叶わないのだろうか。