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もしも魔法が使えたなら。〜4〜

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もしも魔法が使えたなら。〜4〜

1 - もしも魔法が使えたなら。〜4〜

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2019年11月29日

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どんなに足掻いても、変えられない。

それが現実。

どんなに足掻いても、最初から 決められてる。

それが運命。

分かっているのに。

分かっているのに、 いつも、少しの希望を持って あなたに話しかける。

いつも結果は同じなのに。

もしも魔法が使えたなら、 こんなどうしようもない現実も 変えられるのかな。

うなされて起きる朝が、いつもと少し違っていた。

今日はスッキリと起き、

学校に向かう準備をしている。

まるで、一年前のように。

私も、昨日一年間分の思いを     バクハツさせたので     気分スッキリだ。

ん…

伸びをしてみる。

あなた

ん…

あなたも伸びをしている。

タイミングが同じなので、 少し笑えてしまう。

いつもの通学路を歩くあなた。

なんか、吹っ切れたようにみえる。

その表情を見て、

この先、なにかあっても、

あなたのことは絶対に忘れないだろう、と思った。

やっぱり、いつもどおりのあなたが

…好きです。

ぽろり、と言葉がもれる。

聞こえないはずなのに、 あなたはキョロキョロしはじめる。

聞こえたの?

かすかな希望がよぎるが、 そんなことはない。

あなたと、話したい。

改めて思う。

もう一度、話したい。

私はもう一度あなたと話すことを 願う。

この望みは、叶わないのだろうか。

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