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これはちょっと切なくて
悲しいお話
今日はみほが死んで1年が経つ日
俺
久しぶりだな！
俺
この頃忙しくて来れなくてすまん！
俺
でも、今日は来たからさ許してくれよ！
俺は墓に語りかける
返事なんて帰ってくるはずもない
それからはあんまよく覚えてないけどみほの墓を掃除して帰ったのだけは覚えてる
なんでか俺はみほにLINEでも送ってみようそんな意味のわからないことを思いついた
俺
よぉ！
俺
さっきぶりだな？
やっぱり返ってこない
来たら来たで怖いんだけどな
みほ
うん
みほ
さっきぶり！
俺
え、
俺
みほ？
俺
これみほのチャットだよな？
みほ
うん、そうだよ
みほ
お墓来てくれてありがとうね
俺
みほ
えへへ
みほ
突然困るよね？
みほ
でも、どうしても伝えたいことがあって
みほ
私が死んでからお墓よく来てくれてるでしょ
俺
うん、行ってる
みほ
もう来なくても良いよ
みほ
忙しいんでしょ？
俺
どうして？
俺
別にそんなのなんとかなるし
みほ
ううん私が来て欲しくない
俺
なんで？
俺
俺、なんかした？
みほ
ううん
みほ
でも、もう私の事忘れてくれても
みほ
いいんだよ？
俺
なんでそんな事言うの
俺
俺は、
俺
そんなのできない
俺
まだお前が好きだ
みほ
ありがとう
みほ
でも忘れて？
みほ
ほら、いたじゃん！あの後輩の子！
みほ
絶対好意あるって！
みほ
見ててわかるもん
俺
やだよ
俺
お前じゃなきゃやだ
みほ
お願い
みほ
あんまりひきづられても
みほ
重いし
俺
俺
そっか
俺
じゃあもう行かないし
俺
忘れる
みほ
うん
みほ
さようなら
俺
バイバイ
忘れられるわけなんてないのに
ほんとはね
忘れてなんて欲しくない
でも君を縛るのは嫌なんだ
ごめんね
ー忘れないでなんて言えないくてもー
愛してる
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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