すぱどり病弱短編集

-❤️視点-

撮影当日、俺は時間に余裕があった為出かける前にスマホを取り出しエゴサをしていた。

そのコメントの多くは、応援してくれるリスナーの温かいコメントだ。

しかし…

コメントの奥に隠れたアンチコメントに目が止まる。

その瞬間、心の中で何かが壊れる音が響く。

それから俺はスマホを見ないようにしていた。

すると、LINEの通知が届く

返信する気力も起きない

俺は衝動的にカッターを持ちある事を始めた。

((ｽｰ…ｽｰ…

((ｽｰｽｰ … ｻﾞｸ

俺の心は完全に壊れていた。

すると…

((ｶﾞｼ … （❤️の手首を掴む）

??（何してんの

誰かが俺の手首を掴んで引き止めた。

回想 （💜視点）

どうも、りんです。

現在よるるの自宅に来ています…←

いつもはすぐ返信が来るはずのLINEも今日は全く見ないし…?

まぁ、よるるの事だから寝てるとかなんだろうけど（

でも、一応ね？何かあった時のために合鍵持ってるし（

🚪ｶﾞﾁｬ

（鍵を開けて中に入る）

何か、えらい静かだな。

物音1つねぇじゃん…←

まぁ、実は会議っていうのは嘘なんだよな（

すると突然、鉄の匂いがする。

俺はその瞬間嫌な予感がした。

恐る恐るドアを開けると…

そこには自傷をしている❤️の姿があった。

俺は急いで❤️の手首を掴む

そして、気付かれないように声をかける。

（❤️のカッターを取り上げる）

〔関係ない〕。この言葉に一瞬腹が立った。確かに俺はよるるの相方では無いが、俺とよるるは活動する前からの仲間だ。

なのに、黙って見ておくだけなんて出来るはずがない。

正直、辛い時は頼って欲しいし甘えて欲しい。

自然と涙が頬を伝う

よるるが俺の名前を呼ぶ。俺はこの時よるるが何かを吐き出したいのだと感じ静かに抱きしめる

((ｷﾞｭ …

（❤️を抱きしめたまま背中をさする）

よるるが泣き出すなんて、よっぽど辛い事があったのだろう。

（💜は❤️の傍で手を握る）

しかし中々症状は治まらない。

❤️が突然口元を抑えて嘔吐く

ｶﾞｻｺﾞｿ … （袋）

((ﾎﾞﾁｬ ﾎﾞﾁｬ …

❤️はしばらくの間吐き続けていた

数分後

落ち着いた様子の❤️はようやく話してくれた。

（❤️の動画に送られたアンチコメントを見つける💜）

これは流石に酷いな……

よるるはこのアンチコメントを見て苦しみながらも俺達の前では平然としていたのだろうか。

俺はもう一度よるるを優しく抱きしめた

ｷﾞｭ ……

（❤️の腕の傷跡を手当する💜）

しばらく経って

終わり