貴方
…あ
撮影後、ホテルに戻り、ロビーの自販機で飲み物を買うとしみつに遭遇した。
としみつ
よっ
貴方
何しとんの
としみつ
見たら分かるやん
貴方
私も買いに来た
としみつ
おー、どれ?払うわ
貴方
本当?ありがと。お茶がいい。
としみつ
…何か最近ちゃんと話しとらんな
貴方
…そうだね
としみつ
…飯行く?
今までの私なら、二つ返事でついていってた。
でも、今は…
貴方
いや、やめとく。明日も朝からコラボの撮影あるし。私、コンビニでご飯買ってある。
としみつ
…そっか、じゃあな、おやすみ
少し切なげなとしみつの顔に、心が痛む。
でも、自分の気持ちの整理がつかなくて、
私はしばらくとしみつに向き合えそうにない。
貴方
ふう…
ドンドンドンドンドン!!!!!
貴方
えっ?!何?!
突然強く叩かれる部屋のドア。
貴方
ええ?!
恐る恐るドアを開ける。
てつや
よーお!!!!飲むぞー!!!!
貴方
えっ、何?お酒飲んどる…?え?
虫眼鏡
アヒャヒャヒャヒャヒャ
貴方
やばいこいつあかんわ。おかしいわ。
てつや
もーーお前ついてくんなよー!
虫眼鏡
いいやん別に!
てつや
俺は1人で来て熱い夜を共に過ごそうと…
貴方
それセクハラだからな、お前。
てつや
いいやん!もう付き合い長いやん!何も無いのはおかしい!
てつやが分厚い唇を「チュー」の口にして近付けてくる。
貴方
きもいマジで汚い!!!
虫眼鏡
嫌がられとるやん!!!
てつや
うるせー今に見てろよー!
貴方
もー本当うるさい。帰れお前ら
虫眼鏡
下着のひとつやふたつくらい見せろー!!!
貴方
マジでセクハラ!!もーどっか行け!!!
もちろん何だかんだ言いながらその後は3人で朝まで飲んだ。