司
司
俺は、昨日みた夢のことを思い出していた。 初めてだ、こんなに夢のことを思い出せるのは……。 それから俺は、夢のことを考えながら学校に行く用意をした。
司
キーンコーンカーンコーン
と、昼休みの始まりのチャイムが鳴り響いた。 俺は、鞄から弁当を取り出して、食べ始めた。
司
俺は、一人で弁当を食べながらまた、夢のことを思い出していた。 また、遥香という人に会いたい。そんなことを考えているうちに、この弁当を食べ終わった。
司
今日の授業と部活が終わり、また疲れた状態で帰ってきた。 帰ってから、夕食を済まし風呂に入ってから寝る用意をした。
司
俺は、またいい夢をみたい。などと考えながら眠りについた。
まただ。俺は、眠っていたはずなのにここは、知らない場所……。 いやっ!ここは知っている。昨日の夢で見た場所だ!。
遥香
隣から聞いたことがある声がした。横に振り向いてみると、目を擦っている遥香の姿があった。
司
遥香
少し戸惑っている俺に向け、遥香は首を傾げてきた。
司
司
遥香
これは一体……。昨日みた夢の続きだろうか。 とりあえず、また遥香に会えたことを喜ぶべきだろうか。
遥香
少し笑いながら言ってくる。何故また同じ夢をみれているかについては、保留にしておこう。この夢が昨日の続きだとすると、話が楽になる。
司
何故、こんなに俺と遥香が親しげに話しているのかというと、 昨日の夢で、かなりの時間、彼女と雑談をしていたからである。
遥香
遥香
遥香
遥香は、公園の時計を見て、少し頬を赤らめながら、慌てて去ろうとした。 きっと、少し仲良くなったとはいえ、男の人の肩に自分の頭を乗せたことが恥ずかしかったんだろう。
司
俺は、少し俯きながら寂しそうに言ってしまった。まだ、遥香と話したい。そう思っていたからだ。それに気づいた遥香は、少し考えてから、
遥香
遥香
遥香は、顔を少し赤くして言ってきた。可愛い。
司
俺は、自分からもう少し遥香と話したい。などと願ったが、家で話すというのは流石に厳しかった。男子中学生が美少女の家に、少し話したいから行く、という理由で行くことが、カップルみたいで申し訳なかった。
司
司
この言葉に遥香は、少し暗い表情で返してきた。
遥香
遥香
司
辛いことを思い出させてしまったようだ。
遥香
遥香は、優しく俺に微笑んでくれる。
遥香
遥香
照れた表情で言ってくるこの言葉は、可愛すぎる。反則だ。 俺自身、もう少し話したかったから、
司
と答えた。 その言葉に、彼女は少し喜んでいるように見えた。
遥香
この時の遥香は、可愛かったのだが、これまでの少し大人っぽい可愛さというよりは、子供のような無邪気な可愛さだった。
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