8話「勘違い」
りうらは段々と叩く力が強くし ヒリヒリと痛むところに何度も何度も叩きつけてくる
ないこ
りうら
甘い声を出す癖に手は止めてくれない
ないこ
りうら
ぺちんと軽く太ももを叩かれ軽く怒られる
りうら
そうぽつりと呟いたかと思ったら 突然俺が着ていたものを捲り上げ 下着があらわになってしまう。
りうら
そんな意味の分からないことを言いながら人差し指1本で俺の下着をゆっくりと下ろし太ももら辺で止める
りうら
すっごく可愛いよ...?♡
そういいまたお尻を叩き始める
ないこ
さっきまで下着とパーカーとやらがクッションになっていたがりうらが脱がせるせいでなくなり痛みがダイレクトに伝わる
りうら
さっきからりうらの足なんか少し濡れてるなーって思ってたんだけどさ
太腿ら辺にある下着を少し摘みながら りうらは俺の方を見て問いかける
りうら
ないこ
嘘、また俺やっちゃった?
何で?何で?俺さっきまでトイレ行きたいとかなんもなかったよね!?
ないこ
りうら
意地悪そうに笑いながらまたお尻をバチンっと叩く
ないこ
りうら
ないこ
りうら
ないこ
りうら
くそッ...何で俺がこんな目に...
ないこ
恥ずかしくて顔から火が出そうになるくらい頬が真っ赤になるのが自分でも分かる
お尻丸出しでこんな事言わされるなんて...
りうら
悪趣味だなこいつ
なんなんだよ...そんな俺に恥ずかしいこと言わせたいのか!?まじで嫌だ...いいじゃん1回言ったんだから!!
そんなことをぐるぐると頭で考え込む
りうら
遅いとでも言うかのようにまたお尻を叩かれる
ないこ
りうら
にこにこと嬉しそうに俺の方を見て 俺が言うのを待つりうら
もういいや、一瞬ぱっと言えば良いだけだし
なんて少し投げやりになりながら 少し俯きながら俺は言った
ないこ
ないこ
恥ずかしさをかき消すように声を荒らげながらりうらの方を見る
ないこ
そこに置いてあるの...なに...?
りうらの近くにはりんごジュースが置いてあり...何故かパックにストローが刺してある
りうら
とぼけるかのように りうらはすっとりんごジュースを隠す
ないこ
りうら
そうだよ、ないくんに意地悪したくてかけましたー
不貞腐れたようにそういうりうらに ふつふつと怒りが沸いてくる
ないこ
りうら
りうら
子供っぽくそういうりうらに なんとも言えない気持ちになる
確かにりうらはなにこれ?としか言ってない 勘違いして言ったのは俺
だけどこの恥ずかしさをぶつけるところがもうりうらしかないため俺は的外れな怒りをぶつける
りうら
りうら
ないこ
その通り過ぎてなんも言えない
りうら
ないこ
りうら
ないこ
自分で言いながら もう逃げ出せないんだなと思い絶望する
りうら
ガサゴソと荷物を漁り 沢山の色んなものが出てくる
りうら
飲み物が1個少ないのに気づき きっとさっき使われたりんごジュースが俺の飲み物になるはずのものだったんだなとか思う
...まぁ、もうこうなったらりんごジュースなんて飲みたくないけど
りうら
白いTシャツやゆるめのピンクの服 パーカーで首が詰まると文句を言ったからか首元が空いてる服を用意された
りうら
「はい、どうぞ!」なんて元気に言われて渡されたものが...
ないこ
ないこ
どうこれで暇を潰せと!?
ないこ
りうら
俺がほっと安堵したのもつかの間 りうらはとんでもないものを取り出してきた
ないこ
NEXT→♡500