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8話「勘違い」

りうらは段々と叩く力が強くし ヒリヒリと痛むところに何度も何度も叩きつけてくる

ないこ

ぁ"ッ...ぃ"...ッ!?

りうら

痛みに耐えてるないくんも可愛いねぇ...?♡

甘い声を出す癖に手は止めてくれない

ないこ

や"ッ...だ......もうやだぁ"ッ...!!

りうら

あ、こら...足動かさないの

ぺちんと軽く太ももを叩かれ軽く怒られる

りうら

パーカー...邪魔だな...

そうぽつりと呟いたかと思ったら 突然俺が着ていたものを捲り上げ 下着があらわになってしまう。

りうら

ないくんのお尻...下着越しでも分かるくらい真っ赤だね...?あはは...りうらの色みたい...♡

そんな意味の分からないことを言いながら人差し指1本で俺の下着をゆっくりと下ろし太ももら辺で止める

りうら

泣きながら痛がってるないくん
すっごく可愛いよ...?♡

そういいまたお尻を叩き始める

ないこ

い"ッ...やら"ッ......もうや"ッ...!!

さっきまで下着とパーカーとやらがクッションになっていたがりうらが脱がせるせいでなくなり痛みがダイレクトに伝わる

りうら

...そーいえばさ、ないくん
さっきからりうらの足なんか少し濡れてるなーって思ってたんだけどさ

太腿ら辺にある下着を少し摘みながら りうらは俺の方を見て問いかける

りうら

ね、この濡れてる黄色い染みなんだろうね...?♡

ないこ

あ......ぇ...?

嘘、また俺やっちゃった?

何で?何で?俺さっきまでトイレ行きたいとかなんもなかったよね!?

ないこ

違ッ......ちがう...ッ//

りうら

んー?ないくんこれが何か分かる反応してそうだけど...これ、なぁに?♡

意地悪そうに笑いながらまたお尻をバチンっと叩く

ないこ

ひッ...ぅ"ッ...

りうら

ねーぇ、教えてよないくん?

ないこ

ッ......え...っと...//

りうら

...言わないならもっとお尻叩こうか?

ないこ

言うッ!言うからぁ...ッ//!

りうら

いい子...じゃあ、これが何か言って?

くそッ...何で俺がこんな目に...

ないこ

ぅ......おし......っこ......です...//

恥ずかしくて顔から火が出そうになるくらい頬が真っ赤になるのが自分でも分かる

お尻丸出しでこんな事言わされるなんて...

りうら

誰の...?ていうか、声ちっさぁい...りうらないくんの可愛い声でちゃんと聞きたいな?♡

悪趣味だなこいつ

なんなんだよ...そんな俺に恥ずかしいこと言わせたいのか!?まじで嫌だ...いいじゃん1回言ったんだから!!

そんなことをぐるぐると頭で考え込む

りうら

...言って

遅いとでも言うかのようにまたお尻を叩かれる

ないこ

あぅ"ッ...わか、わかったから...ッ!

りうら

はい、じゃあさっきより大きな声で...教えて?

にこにこと嬉しそうに俺の方を見て 俺が言うのを待つりうら

もういいや、一瞬ぱっと言えば良いだけだし

なんて少し投げやりになりながら 少し俯きながら俺は言った

ないこ

......ないこの...おしっこです...//

ないこ

あぁ"ッ...もう!これで満足ですかッ//!

恥ずかしさをかき消すように声を荒らげながらりうらの方を見る

ないこ

......って、まってりうら
そこに置いてあるの...なに...?

りうらの近くにはりんごジュースが置いてあり...何故かパックにストローが刺してある

りうら

...んー?♡

とぼけるかのように りうらはすっとりんごジュースを隠す

ないこ

ねぇ......これ、りんごジュースかけた...?

りうら

...あーあ、もうバレちゃった
そうだよ、ないくんに意地悪したくてかけましたー

不貞腐れたようにそういうりうらに ふつふつと怒りが沸いてくる

ないこ

ってことは......俺、言わなくてもいい事言わされた...って事?

りうら

...てか、りうら別にないくんがしたって言ってなくない?ないくんが勝手に勘違いしただけだし!

りうら

りうら悪くないしー

子供っぽくそういうりうらに なんとも言えない気持ちになる

確かにりうらはなにこれ?としか言ってない 勘違いして言ったのは俺

だけどこの恥ずかしさをぶつけるところがもうりうらしかないため俺は的外れな怒りをぶつける

りうら

もー...そんな怒んないでよ...

りうら

てか、元はないくんが悪くない?逃げ出したせいでこうなってるんだから

ないこ

...それ...は......

その通り過ぎてなんも言えない

りうら

はい、今非を認めたね?

ないこ

......それは...ごめんなさい......

りうら

もう勝手に部屋から出ない?

ないこ

...勝手に出ない...逃げない...

自分で言いながら もう逃げ出せないんだなと思い絶望する

りうら

いい子だね?そんないい子のないくんにはりうらプレゼント買ってきてあげたからあげるね...!

ガサゴソと荷物を漁り 沢山の色んなものが出てくる

りうら

まず、要望通りのご飯と飲み物でしょ?

飲み物が1個少ないのに気づき きっとさっき使われたりんごジュースが俺の飲み物になるはずのものだったんだなとか思う

...まぁ、もうこうなったらりんごジュースなんて飲みたくないけど

りうら

あと、服類も買ったよ?

白いTシャツやゆるめのピンクの服 パーカーで首が詰まると文句を言ったからか首元が空いてる服を用意された

りうら

あと、暇つぶしのものだよね?

「はい、どうぞ!」なんて元気に言われて渡されたものが...

ないこ

...は?おしゃぶり...?

ないこ

まってふざけてる?
どうこれで暇を潰せと!?

ないこ

流石に冗談でしょ...?

りうら

あは...流石に冗談なの分かっちゃう?これは別のものを買った時におまけで貰ったやつだから違うよ...w

俺がほっと安堵したのもつかの間 りうらはとんでもないものを取り出してきた

ないこ

......え?

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