コメント
6件
めちゃ好きです! まだ大きくは何も起こってないのになんか切ない、!
このお話読んでると心が切なくなってくる😖 はやくなおってほしい.. めちゃ好きですぅぅ💘💘
私好みなストーリーで嬉しい! 続きがめっちゃ気になります!
𝕠𝕥𝕠
𝕠𝕥𝕠
涕涙病について詳しく説明すると
読み方は涕涙病(ているいびょう)
こんな病名をしているが
ただ泣くだけで死ぬと言うわけでは無い
まぁ、間違ってはないが
涕涙病は
「ある状態」になった時進行する
そして進行中に涙を流してしまうと
僕を蝕むウイルスが活性化し
殺してしまう
くだらない
とてもくだらない
「ある状態」とはどんな状態かって?
想像したくもない
だって
そんな事は、ありえないことだから
馬鹿馬鹿しいから。
僕が
誰かを本気で好きになるなんて
恋をするなんて。
碧
碧
碧
僕の家はこの病室
僕が奇病にかかっており
父が医者だからだ
母も看護師だけどこの病院で入院中
意識不明で原因は分かっていないらしい
そんな感じで特に生活に支障はないので学校は普通に通っている
涕涙病は世間からの偏見があるらしく
病気について、他の病院に聞いたり調べるなと父にきつく言われている
涕涙病であることも他の人には秘密
僕自身あまり自分の病気に興味が無いし
メンタルも強くはないので今更深く知ろうとはしない
それでも父は心配だからと僕を男子校に入学させた
もちろん理由は恋愛をさせない為
わざわざそんな事しなくてもいいのに
碧
碧
この通学路は嫌いじゃない
でっかい木が何本もそびえ立っていて
何百年もこの街を守って来たのだと言う威厳を感じる
そんな姿が羨ましい
僕も誰かの心を動かしたい
けどそんな夢を持つのは
ガラガラー
碧
クラスメイト
また暗い顔してるよ
ほんとだ。陰キャじゃん
陰キャきらーーい!!!
ちょっと、ww聞こえるって
大丈夫だって
どうせ言い返してこないし
碧
碧
そんな夢を持つのは
もっと自分の心が強くなってからだ
本当は言い返したい
だまれ
お前のせいで笑えないんだ
なんて言えるわけない
そんな時助けてくれるのは
桃
桃
桃
桃
クラスメイト
クラスメイト
桃
クラスメイト
桃
クラスメイト
クラスメイト
僕の少ない唯一の友達だ
桃
碧
がらがらがらー
赤
紫
桃
黄
橙
碧
碧
碧
紫
赤
赤
橙
黄
碧
碧
碧
やば
なんか泣きそう
病気が進行中でなくても
涙を流すという行為は
やはり良く無いらしい
なので普通に泣くことも父からはなるべく禁止されている
碧
桃
碧
頑張って堪えなければ
歪む視界を瞬きで何とか振り払う
桃
桃
ダメだ
絶対に泣いたらダメだ
父を心配させたくない
仕事で忙しいのにこんな事で迷惑かけたくない
碧
碧
碧
桃
碧
碧
桃
桃
危なかった
ちゃんと気をつけなきゃ
こんな学校生活を毎日繰り返している
このまま卒業するんだと思っていた
思っていた
𝕠𝕥𝕠
𝕠𝕥𝕠
𝕠𝕥𝕠