できるなら
小学生の頃の俺を
殺してやりたい。
今、悔やんでも
美晴の為には
ならないのにな……。
小学生の頃
湊
湊
湊
俺は
隣の女子
美晴に
算数の答えを聞いた。
美晴は優等生だからだ。
美晴
美晴
湊
湊
美晴
美晴
美晴
手元の俺のノートには
3,58と記されている。
湊
湊
美晴
丸っこい消しゴムをとり
ノートの答えを消し
3,57に書き換えた。
俺は
美晴が嫌いだ。
ナヨナヨしていて
意見をはっきり言わず
いつも自信なさげに
話しているからだ。
休み時間
紅更
湊
紅更は
女子の仲では
よく話す方だ。
ノリもいいし
悪くないやつ。
紅更
紅更
湊
右に視線を移すと
美晴は
愛莉と仲良く話している。
なんだか
俺の前で笑わないのに
愛莉の前で笑うのが
気に食わなかった。
放課後
俺は
美晴のノートをこっそり盗み
今日休んだクラスメイトの
机の中に入れた。
美晴
美晴
美晴
必死に探してる。
おもしろ。
すると美晴は
先生に近づき
なにかを話した。
教師
教師
湊
湊
湊
美晴も驚いて
先生のほう見たまんま
固まってた。
教師
教師
やっべ。
マジギレじゃん……。
湊
教師
気づいたら
美晴は俺の方を
少し涙目で見つめていた。
湊
湊
湊
美晴
美晴
ったく
先生うざー。
ノートを美晴に返し
とっとと家に帰った。
家
湊
湊
……。
湊
湊
俺の感情は
先生への怒りでいっぱいだった。
……待てよ。
先生が怒ったのも
美晴がチクったせいじゃね……?
あの時美晴は
ノートが無いことを
先生にチクったんだ。
あいつのせいだ……。
俺の怒りは
美晴へと移っていた。
翌日
俺の作戦は
朝から決行された。
美晴のせいで
俺のような犠牲者を出さぬよう
あいつを懲らしめねば……!
美晴の上靴を持ち
1階の男子トイレの
個室に隠した。
教師
教師
教師
教師
教師
美晴は上靴が無いせいで
なにも履いていない。
……。
面白いな。
湊
湊
湊
美晴に対して言うと
美晴
美晴
と返ってきた。
なんだこいつ。
ムカつくな……。
休み時間
遥輝
遥輝
遥輝
湊
遥輝は俺の親友。
面白い奴だ。
遥輝
遥輝
湊
遥輝が加わった。
これからどんどん
面白くなりそうだ……!
続きます。
いいと思った分だけ
♡︎お願いします!
コメント
19件
うえーーーーーーーe((黙らっしゃい
いえーーーーーーe(((だからもうええて…
頑張るわぁぁぁぁぁa((うるさい