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ぎぁ"あ"?!!神すぎません?!?!伽羅の性格とか裏の性格めっっちゃどタイプです"ぅ!!!! これは新しい扉開いたかもしれませんね!!!( 主がど変態なだけです )
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
⚠️空✖️海
海
月曜日の朝。
もちろん、仕事の真っ最中。
しかし、俺は今ものすごい頭痛に苛まれていた。
海
周りに悟られまいと、必死に声を隠す。
けどそれも辛くて、今にも吐きそうだった。
海
痛みに耐える声を咳払いで誤魔化すのも辛くなってきた。
けど、休むわけにはいかない。
ここの会社は、いくら鈍感な俺でもわかるブラックだから。
こんな仕事途中で休めば、きっと何かされてしまう。
そしたら、陸が…ッ
海
書類を取ろうと、腰を浮かせたときーー
海
海
俺の記憶は、そこで途絶えた。
トン、トン……
海
海
家の扉が叩かれ、それを開けた先には陸がいた。
ひどくボロボロのはだけた服と、腕には大きな傷跡を抱えて。
陸
陸
普段のしっかりした陸からは想像がつかない陸の姿。
腕から流れる血を止めるべきだたったのかもしれないが、
俺は、泣きじゃくる陸をただただ抱きしめることしかできなかった。
海
後から陸の同僚から聞いた話。
その同僚が会社からの帰宅途中、路地裏でひどい姿でうずくまる陸を見つけ、
一緒に警察に行こうとしたら走って逃げられたと。
陸をそんな目に合わせた犯人は捕まったが、
『連合会社』という大企業の幹部だったため、起訴が為されなかったことも。
だから、俺は陸に何も言えない。
あの日から外に出なくなった陸を、見守ることしかできない。
ちょっと仕事が辛くなったことも、陸になにもしてあげられなかった俺の、わずかな贖罪に過ぎない。
海
海
海
目覚めると、医務室のベッドにいた。
頭がぐわんぐわん唸って、喉がきゅっと締まる。
海
咄嗟に腕時計を確認した。
時刻は、『15:30』を差している。
海
海
掛け布団を押し除け、反発するように起き上がった。
ググッ
海
海
海
空
空
海
急に話しかけてきた1人の男。
直前まで気付けなかったため気味が悪く、たじろいでしまう。
空
空
落ち込んだ表情で覗き込まれ、焦って記憶を辿る。
海
空
海
仕事を中断してまで動いてくれた人に仏頂面は良くないと思い、笑顔を作った。
空
海
空
海
空
海
悠然と物凄いことを言う空さんに困惑してしまう。
海
空
海
空
空
海
空
空
海
あのときの会社の人たちとは、すべて縁を切った。
誰も、知っているはずがない。
海
海
空
海
海
陸
海
海
陸
海
陸
海
陸
陸
海
その主人公の目は、澄んだ青い瞳をしていた。
空
海
頭が勝手に、『それが空さんじゃない可能性』を追っていた。
怖かったから。
陸ですら、あんな風になってしまう存在に。
絶対に会いたくなかったから。
空
空
空さんが、俺の顔をじっと凝視する。
空
海
「すっごく可愛いよ……♡」
主
主
主
主
主
主
主
主