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椿

只今帰りました

百合

お前がトップなのになんで敬語なんだよ…

椿

ついつい癖で、

椿

しょうがないでしょう?

百合

はぁ、

愛深

あ、お二人ともおかえりなさい〜!

椿

あら、愛深さん

帰ってくると近くに居た愛深さんがこちらに寄ってきました

百合

愛深、後ででいいがこれを武器庫に閉まっておいてくれ

愛深

はい!わかりました!

百合

そういえば、夜憂は帰ったか?

愛深

あ、いえ

愛深

お酒飲んでデロンデロンに酔っ払ったので仮眠室に移動させておきました

百合

はぁ〜〜………

またもや百合が長い溜息を吐き眉間に深い皺を寄せました

その時百合の後ろの方に掛けていた時計が目に入りました

椿

あら、

椿

もうこんな時間、百合、私は少し用事があるから少し外すわね

百合

ん、あぁ、わかった

百合

愛深、しじみ汁作るから手伝ってくれ

愛深

あ、はーい!わかりました!

私は廊下を歩きある部屋の目の前に着きました

椿

コンコンコン

椿

失礼致します

ノックをした後その部屋のドアノブを回し部屋に入りました

椿

おはようございます、父様

椿

本日は暖かいので窓を少し開けておきましょうか

椿

おや、少し元気が無いようですね、

椿

今度お薬を持ってきますね

雪猫

……

百合

雪猫、お前何してんだよ

愛深

どうかしたの?

雪猫

あ、しーっ!

雪猫が静かにするようにと言わんばかりのジェスチャーをし、こちらを向いた

百合

雪猫

椿さんがヤバいの!(小声)

百合

ヤバいって?(小声)

雪猫

だってさ、

愛深

雪猫

誰もいないのにずっと一人で話してるんだよ、?

愛深

えっ、

愛深

冗談でしょ…?(小声)

雪猫

違うよ!

雪猫

嘘だと思うなら見てみてよ(小声)

愛深

んー…

百合

はぁ、

雪猫に押されながら半ば強制的にドアの隙間から覗いてみると

確かに椿が部屋に一人でいた。

雪猫

やばいよ椿さんちょっぴり天然かと思ってたけどイマジナリーフレンドならる

雪猫

イマジナリーファザーを作るだなんて…

愛深

確かにこれは…

百合

あ、そうか

百合

お前達には伝えていなかったか

雪猫

え?

愛深

何をですか?

2人が首を傾げながらこちらを向いたため俺は少し説明を始めた

百合

あいつ、父親…まぁ前首領が亡くなってからというもの、

百合

花を父親として扱っているんだよ

愛深

冗談ですよね…?

雪猫

さすがにね、うん

百合

冗談で言うわけないだろ

百合

今のあいつを、この「garden」を創ったのも全て前首領だ。

百合

劣悪な環境で育ち孤独だった中

百合

安全と暖かさを与えてくれた、

百合

そんな重要な存在を無くしたらどうなる?

愛深

……

雪猫

、確かにね

百合

それにお前達もそういうことがある事を承知でここに入ったんじゃないのか?

雪猫

知らないよぉ…

愛深

ぼくも…

百合

はぁ…

愛深

けど、

愛深

椿さんって…あんな風に笑うんだね

雪猫

それ思った、

雪猫

いつも微笑んでるけど、
あんな子供っぽく笑っているのは初めて見た

百合

、…

百合

そろそろ時間だ

百合

お前達持ち場に戻れ、

雪猫

はぁーい

愛深

仕事が一段落したらお菓子食べよ〜!

雪猫

いいね!

百合

百合

コンコンコン

百合

失礼します

二人にそう言い帰らせた後俺は部屋に入った

椿

おや、百合

椿

父様、百合が来ましたよ

百合

お久しぶりです。花月様

俺はそう椿の"父親"に向かって笑顔を作り挨拶をした

何も応えない脈も体温も何も無い

あるのは花弁と茎と葉と根。ただそれだけ

そんな存在に対して笑顔で諂うような言葉を並べる自分に

嫌気…嫌悪感、失望

その他にもこの"父親"への不快感

そんな感情が少しづつ栄養も何も与えずにただ 目を背けているのに根をはりながら芽生えている

椿

ふふっ、今日はいつもよりも少し面白い日になりそうです

そんな俺の横では子供の様な無邪気で、優しい笑顔をした椿が居た

そんな椿に俺は10年近く前に

声、呼吸、暖かさ、質感、

その存在の全てに心酔して忠誠を誓った。

いつ俺はこの甘い花の密に毒されて行ったのだろうか

百合

椿、後で依頼人が来るから準備を頼んだ

椿

あら、そうなの

椿

わかったわ、

椿

では、父様。また来ますね

椿がそう告げた後俺は"父親"の方を向いた

百合

あぁ、どうですか?

百合

死ぬ前も死んでも尚娘に愛され尊敬されている気持ちは

百合

さぞ幸せでしょうね

あぁ、俺は本当に愚かで...異常だな

何も感情の無いただ花い対して話続けるだなんて

認められる為には何だってしてきた。人一倍努力したと言ってもいい程に

俺が努力をずっと続けていても認められないのに 何も努力をしていない花は椿に愛され大切にされている。

醜い嫉妬心を心に抱えながら俺は白いアザレアが置かれたこの部屋を出た

椿

はじめまして、ご依頼人の方でしょうか?

依頼人

はい...

本日のご依頼人の方は長い黒髪の20代の女性と、まだ幼い乳幼児のお子さん

女性は疲れているせいでか5歳ほど少しお歳をめしている様にも見えますが、 一旦それは置いておきましょう

椿

ここに来るのはさぞ苦労したでしょうに、

愛深

どうぞ!お紅茶です!

依頼人

あ、ありがとうございます...

椿

本日はどういったご依頼内容でしょうか?

依頼人

...夫を...夫を殺してください

椿

成程、どういった経緯で?

依頼人

夫は...結婚してから変わってしまいました…

依頼人

家事も...育児も...全部私に丸投げ

依頼人

離婚しようとも何度も考えました、けど子供の為にも結婚していた方が...

依頼人

それだけが結婚生活を繋ぎ止める理由でした…

依頼人

けど...アイツ...全部嘘だったんですよ…

椿

嘘...どのような嘘でしょうか?

依頼人

仕事も...借金も...浮気も...全部、全部ですよ

依頼人

仕事はせずにギャンブル三昧、借金はいつの間にか300万を越えて...

依頼人

若い綺麗な女と浮気...

依頼人

とことんクズですよ…

依頼人

それにアイツ...子供にも暴力を振るおうとしたんです...

椿

お子さんに...?

依頼人

はい...ギリギリの所で守ったのですが...

依頼人

もう...限界で...警察に相談しようとも...

依頼人

夫婦間の問題だから取り合ってもらず...それで...

椿

ここに来たと

依頼人

はい...

椿

費用の面は大丈夫でしょうか?

依頼人

えぇ、いくらになっても...アイツから離れる為に...大丈夫です

椿

わかりました。

椿

では、契約書をよく読みサインをお願いします

椿

この契約書は貴方が天寿を全うするまで保管させて頂きます。

椿

それでもいい場合、

椿

サインをお書きください

依頼人

ッ、わかりました

ご依頼人の方はペンを取り少し躊躇したような素振りをしたものの 覚悟を決めた表情をしてサインを終えました

依頼人

...どうぞ

椿

えぇ、確かに。

椿

ご依頼承りました。

椿

結果報告は後日連絡させて頂きます

依頼人

はい、わかりました...

椿

愛深さん

椿

この方を出口にご案内差し上げてください

愛深

りょ、了解です!

愛深さんと依頼人の方が部屋から出た後私は部屋に一人になりました

椿

子供に手を上げる夫...

椿

(どのように散らせれば良いのでしょうか?)

椿

(...極力早めに済ませますか)

168+1タップお疲れ様でした! 参加者の皆様全然出せなくて本っ当に申し訳ありません!!(TдT)

NEXT未定

これぞ何よりも素晴らしい生きる道(更新激遅)

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305

コメント

21

ユーザー
ユーザー

おおお…花言葉…凄い…(語彙力) 続き楽しみだぁ…

ユーザー

すっごい人間の闇を感じるお話だなぁ あと花言葉ってすごいな!

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