ある朝
母親
起きなさい
母親
マルタくんきてるわよ
サトル
ふぁーい
サトルの家の前
マルタ
いよいよだ、
マルタ
ついに憎いサトルが死んでくれる
マルタ
死神との契約で手に入れた書いたことが現実になる小説に、サトルが放課後死ぬ話を書いた
マルタ
自己中心的な行動をするサトルには、もうついていけないよ
死神
おい、忘れてないか?小説の1ページでも欠けると効果が発生しないぞ
マルタ
わかってるよ
マルタ
だから、家に置いておくのは危ないと思って持ってきたんだよ
マルタ
サトルが来る
死神
うまくやれよ
マルタ
ああ、
サトル
ごめん、さっきまで寝てた
マルタ
いいよ、さあ行こうぜ
最後の授業のチャイムが鳴る
マルタ
この授業が終わったらサトルは死ぬ
マルタ
あ、
マルタ
やっべー
マルタ
小説をどこかに置き忘れてしまった
マルタ
昼休みに個室トイレで書き間違いがないか確認した後だ...
マルタ
まぁ、授業が終わるまで誰も教室を出て行かないだろうし、 ページを破られなければ効果は発生するから大丈夫だろ
ガタン
授業中、サトルが突然立ち上がった
先生
サトル、どうした?
サトル
先生、お腹が痛いのでトイレに行っても良いですか?
先生
おう、早く行ってこい
マルタ
おいおい、まじかよ
マルタ
もし、トイレに小説を置き忘れていたらやばい
一方、トイレでは
サトル
ふー、スッキリした
サトル
あれ、
サトル
ない
サトル
トイレットペーパーがない!
サトル
ど、どうしよう
サトル
あ、良いもの見つけた
一方、教室では
マルタ
サトルまだ戻って来ないな
マルタ
もうすぐ鳴るぞ
チャイムが鳴った
マルタ
よし、これでサトルは
ガラガラガラ
先生
おうサトル、授業もう終わったぞ
サトル
すいませーん
マルタ
な、何で
マルタ
嘘だ
死神
マルタ、失敗だ
死神
契約は破棄
死神
お前の命を貰うぞ
マルタ
俺は...どこでしくじったんだ!?
マルタ
あ、
マルタ