ぶるーくside
さっき起こった出来事をもう一度思い返した
Broooock
みんな訳ありってことだよね
まだきりやんは分からないけど
Broooock
僕はこれからこの名前を言えるだろうか
きんときは僕のことを覚えているのか
僕は嫌われているんじゃないか
そういうのを考えて、いてもたってもいられない
昔もあった、なんて頭の隅に追いやる
ずっとずっとシャークんに助けられてばかりだった
色々な感情が吹き出して、何が何だか分からなくなる
目からこぼれる水滴は止まる気配がしない
こんな僕、こんなに弱ってる僕を見られたら、離れていっちゃいそうだ
スマイルside
部屋の前でロックをした
スマイル
そう。用があるのはこいつだ
各自別行動になったときを狙った
それは...、まあ今は関係ないだろう
スマイル
スマイル
中から返事はない
胸ポケットに入っていたマスターキーをとり、ドアノブにセットした
スマイル
スマイル
彼の姿は目に入った
しかし、ぶるーくは魂が抜けたように一言も喋らない
ただ、涙を流すだけ
こちらの存在にも気づいていないようだ
その姿は、まるで壊れた機械のよう。
俺はぶるーくの横へ座った
喋らず背中をさする
俺は、何も出来ないから
ぶるーくは、彼らに任せた方がいいだろう
しかし、今は話を聞いた方が良さそうだ
Broooock
スマイル
ハンカチを渡した
Broooock
スマイル
沈黙が続く
先に話をしたのはぶるーくからだった
Broooock
苦笑い
スマイル
聞き忘れる訳にはいかない
Broooock
スマイル
Broooock
スマイル
Broooock
あの時の俺と同じだ
ぶるーくside
スマイル
Broooock
そんなこと、僕だってわかってるよ
だって、これを知られたら僕はもう顔を合わせられない
でも、ここで言わないと
スマイルは、わかってくれると信じて。
Broooock
スマイル
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
Broooock
たのしかったなぁw、あの頃は
Broooock
Broooock
Broooock
シャークん
Broooock
シャークん
鈍器を職員から奪うシャークん
職員
シャークん
シャークん
シャークん
殴って殴って、殴り続けた
そいつはもう、ぐちゃぐちゃになっている
きんとき
Broooock
Broooock
シャークん
シャークんは反転目になっていた
そこで、気づけばアラームが部屋中に響く
職員たちがくる足音まで聞こえる
シャークん
シャークんが僕の手を取った
扉が乱暴に開けられる音が聞こえる
Broooock
きんとき
僕が手を伸ばした
きんときも手を伸ばした
けれど、手は届かなかった
僕はきんときを置いて、ここを出ていってしまった
スマイルに過去を暴露した
2枚目のシオンの花びらが散った