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主
主
主
※注意事項※ 御本人様とは関係ないです だけどキャラ崩壊注意かもです! らだぺんがメインです〜 BL要素はない、と思ぅ
主
主
ずんすん、と早歩きで歩く 2人分の足音が聞こえる
ぺいんと
ぴたっ、と唐突に立ち止まってみる 俺の後ろについてる足音も止まる
ぺいんと
恐る恐る、その足音の 正体に話しかける
白いスリムシャツ、黒いズボン 青のカーディガン、赤いマフラー 首に巻いた彼はにかっ、と笑う
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
ひゅう、と春の風か桜並木を駆け抜けて花びらを踊らせた 舞った花びらは彼の、らっだぁの 体を”すり抜けて”いった
ぺいんと
するとらっだぁはにこっ、と 眩しい笑顔を俺に見せた
らっだぁ
らっだぁは俺の周りをスキップで 駆け回ったり、歌ったり とっっってもご機嫌だ きっと、ここの桜が満開なのが 関係しているんだろうな
と言っても彼は大抵ご機嫌なので 本当のことはわからない 俺は視界いっぱいに咲き誇る桜を 仰ぎながららっだぁのことを 想起した
気がついた時には、らっだぁは 俺と一緒にいた どこに出かけても、部屋でくつろぐ時も トイレやお風呂でも…… (最近は恥ずかしいから 外にいてもらうけど…) らっだぁはずっと 俺の後をついてくる
今更だけど誰なんだろう…… 白いスリムシャツ、黒いズボン 青いカーディガン、赤いマフラー ドブb((( 高校生の俺より、5~10歳くらい上 名前を聞くと「らっだぁだよ^^」と 答える 後ろの^^(←)いらなくない? どうして俺のとこにいるの、と 聞くと「秘密」と答える
そして何より 俺以外の人には見えてない
母にらっだぁの事を言って 怪訝な顔されてから あ、ダメなんだな、このこと 誰かに言うのは、と悟った
だかららっだぁのことは秘密 それは高校に入学しても変わらない
らっだぁ
と、らっだぁはいつもそう言う
確かにそうだ らっだぁは明るくて面白い 行動が陰キャだけど((( まぁ、一緒にいて楽しい
でも、らっだぁは他の人からは 見えない、ということは 皆からは俺が1人で喋ってる 変な奴認定をされた事もあった
ぺいんと
桜並木の真ん中でそう独りごちると 「ぺいんと、ひどい〜」という 声が響いた
もちろん俺だけに、ね
入学した高校は自宅から 離れた場所にある この学校も選んだのは 人間関係をリセットしたかったから 中学の時は…… あんまり思い出したくないけど 周りに馴染めなかった
原因はお察しの通り うっかり学校でらっだぁと 話してしまい、不審がれて…と いうことだ らっだぁのわけじゃない 俺が隠すのが下手なのが悪いんだ
もちろん同じ中学の人は ほとんどおらず 周りは知らない人ばかり 田舎の学校ということもあるからか おだやかな人が多く ここ1ヶ月でかなりの友達が 出来た まぁ、俺が立ち振る舞いに 慣れたからだと思うが……
夜、自室にて 翌日授業で使う教科書と共に 絵の具とスケッチブックを 用意する
らっだぁ
らっだぁは床に ある絵の具を指さす
ぺいんと
そう言うと、らっだぁの顔が ぱぁ、と明るくなる
らっだぁ
なんの躊躇もなく褒めてくれる 彼に、こっちが照れてしまう
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
らっだぁ
と、らっだぁは突然感概に 言い出す
ぺいんと
そうやって笑うとらっだぁは 大きな声を更に大きな声で語り始めた
らっだぁ
らっだぁはそう言うと 人差し指と親指で数センチの 隙間を作った その行動に思わず吹き出す
ぺいんと
らっだぁもケタケタと笑う
らっだぁ
そう言ってらっだぁは電気を消した らっだぁは物はすり抜けるが 触れるという意識を持つと 物に触れることができるらしい
部屋はたちまち真っ暗になる らっだぁは早く寝ろと 俺をベッドの方に押した
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
ぺいんと
翌日、授業もほどほどにやり過ごし 待ちに待った美術部の入部…!の はずだった
校内の地図通り歩くと 3階の端に美術室があった あまり新入生に人気が無いのか ひとはまばら、と言った感じだ
中を少しだけ除くと 穏やかそうな感じだった
おやつを食べてる人が居たり 喋りながら画材の 準備をしていたり…
あれ……? 新入生がいない?
室内を歩き回っている人は みんな赤や青のスリッパの人だ 俺たち1年生は緑のスリッパなので 入部希望者がいないと言う事になる
室内をもっときょろきょろ、と 見渡すと部屋の隅っこで 窓の外を見るかなり小さな身長の 女……いや男子生徒がいた
あ……スリッパ緑だ
安心して室内に入ろうとした時 らっだぁの様子が一変した
らっだぁ
彼は俺の腕を掴んだ どこか焦っているような その様子に、俺は首を傾げた
ぺいんと
そう尋ねると、らっだぁは しどろもどろに言う
らっだぁ
ぺいんと
らっだぁ
ぺいんと
そんなやり取りをしていると 一つの強い視線を感じた
ぺいんと
その視線の先を辿ると 先程見つけた 身長の低い男子生徒
彼は凄い形相で俺を見つめている
らっだぁが小声で 「あちゃ〜」と言ったのが 聞こえた
ぺいんと
そう言ってる間に彼は俺の方に ずんずん迫って来た 近づくと余計に身長が小さく見える… いや失礼だとは 思うけど思っちゃうんだもん! がしっと力強く腕を掴まれる
?
ぺいんと
そう答えると彼は掴んだ腕を そのままぐいっと引っ張った
ぺいんと
もつれ込むように室内に入る そして彼は叫ぶ
しにがみ
その声と共に、眩しい程綺麗な 白髪の先輩が振り返る
そして、笑う
クロノア
彼の笑顔もまた、 眩しかった
主
主
主
主
主
主
主