学校崩壊

私は2人が無事だと分かり心底安心した

そう言ってひな達は結愛ちゃんを見た

私は結愛ちゃんに聞いてみる

結愛ちゃんは少しモジモジしながら自己紹介をした

その姿がなんとも可愛らしい

ひな達も笑顔で結愛ちゃんに自己紹介をした

まさかそんな事を言ってくれるとは思っていなくて間抜けな声が出てしまった

あぁ、なんて女神達なんだ

私はそんな風に感動しながらも少し心強く思った

1人でしかも結愛ちゃんを守りながらお姉さんを探すのは流石にキツい

だからひな達が着いてきてくれるのは心強かった

私達は武器を持ち構えて音楽室から出た

私達は慎重に歩きながらお姉さんを探した

1階のほとんどの教室を回ったがお姉さんらしき人は見当たらなかった

2階にはきっとアイツらが多分いるだろう

だから無闇に動けない

するといきなり結愛ちゃんが声を上げた

結愛ちゃんが見つめる先を見ると

そこには女の子が立っていた

結愛ちゃんは嬉しそうに指を指す

でも私達は結愛ちゃんとは反対に顔を顰める

だめなんだ

あっちには...行けない

するとお姉さんはゆっくりと後ろを向いた

そう言った結愛ちゃんの声はとても震えていた

そして私達もその場から金縛りにあったように動けなかった

そう、お姉さんは

お姉さんはもう人ではなかった

そう言って私は武器を持ち構えてお姉さんの方へと向かった

結愛ちゃんがそう泣き叫ぶ

私は必死に感情を堪え

ｸﾞｻｯ

お姉さんの頭を刺した

ﾊﾞﾀﾝｯ

結愛ちゃんはたけみっちの腕からするりと抜け出しこちらへ走り寄った

結愛ちゃんは冷たくなったお姉さんの体を抱きしめて泣いた

私は掛ける言葉も無く、ただただ謝った

結愛ちゃんは小さな拳を握り締めてそう呟いた

私はそんな震える結愛ちゃんを抱き締めた

私は結愛ちゃんが泣き止むまでずっと抱き締めた