tr
....。
tr
ここ、は、
『暖かい』
((tr〜?行く時間じゃないの〜?
tr
はーい。
はい、これ。
tr
いつも、ありがとう。
お見舞いに行くんだから、当然よ!
....気をつけて。
tr
うん。
tr
行ってきます。
行ってらっしゃい。
未だに眠る彼女は
俺の
tr
....大切な人。
『過去に戻りたい』
何度そう口にしただろう
何度そう思っただろう
そのような事を願っても
彼女の暖かい声は
向日葵のような笑顔は
もうない
役立たずッッ!!
tr(幼少期)
っ...あ、ごめッ
あんたなんか 産まなきゃ 良かったッ!
気持ち悪いッ!
tr(幼少期)
ぅ、あッ
tr(幼少期)
ごめ、ッなさいっ、
生き、てて ごめんなさいッ
tr(幼少期)
....。
アイツ顔変〜
怖いー!
トントン(肩を叩かれる)
tr(幼少期)
....?
貴方のお名前は?
tr(幼少期)
....tr。
tr殿ですね!私は、
in
inです!
よろしくお願いします!
よろしくお願いします!
tr(幼少期)
....よろ、しく。
tr(幼少期)
....ねぇ、inさん。
in
何ですか?
tr(幼少期)
俺って、変、なのかな。
in
....?
in
何がです?
tr(幼少期)
え?
in
変な所なんてtr殿には
ありませんよ?
ありませんよ?
まるで当たり前だというように
首を傾げる彼女
in
とても魅力的な
男の子だと思います!
男の子だと思います!
tr(幼少期)
!
tr(幼少期)
....。
tr(幼少期)
....っ、
tr(幼少期)
ごめん、っ
in
...(trを撫でる)
in
大丈夫ですよ。
in
誰かが貴方に変だと
言ってもその分私が
貴方に伝えます。
言ってもその分私が
貴方に伝えます。
in
貴方はとても
素敵な方だって
そうして彼女は言ってのけた
醜く誰からも愛されなかった俺には
その言葉が美しく聞こえて
俺にも居場所があったんだと
そう思えることが出来た