テラーノベル
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親玉
翔
翔
空から、一緒に落ちてきた
いやだ、いやだ、ごめんなさいっ…
自分が
君を殺した
翔
空から落ちてきた、なんて、比喩表現だけど
親玉のでかい頭身から地面に叩き落とされたから、そう感じたんだ
かいと
翔
胸元から、血がドクドクと流れてる
できる限り心臓からずらしたけど、 それでもやっぱだめやった
翔
翔
かいと
俺の手にかいとの血がつく
これは、俺が傷つけたから、かいとの体から出てきてしまった血
かいと
翔
翔
かいとの息がすごく浅い
目も虚ろで、ほとんど開いていない
とにかく助けたくて、かいとの 血だらけの体を抱き起こして 包帯を取り出す
かいと
かいと
かいと
かいと
翔
そう言われてかいとの体を見ると、 所々腐っているのが確認できた
でも息はしてるし、会話もできる
だから“ナリカケ”なんだろう
かいと
かいと
かいと
翔
かいとの体がどんどん腐っていく
今俺が握っている手も、 見つめている顔も
かいと
かいと
かいと
かいと
かいと
かいと
かいと
かいとは、 子供みたいにうわ言を言った
いつもの厨二病とかは、もしかしたら強がりだったんかな
翔
翔
翔
翔
翔
かいと
翔
かいと
翔
かいと
かいとは、もう何も見えないし、何か言うのもやりづらそうに見える
そりゃ、そうやろうけど、でも…っ
かいと
かいと
翔
かいと
翔
その言葉を最後に、 かいとは目を閉じた
俺が握ってる手からも、力が抜けた
翔
翔
翔
翔
翔
翔
翔
その後すぐ救助隊が来た
なろっちは色んな管に繋がれたり、 呼吸器つけられたり、包帯をグルグル巻きにされたりした
どうにか助かるらしくて、 よかったと思う
かいとは、大きなシートをかけられた
救助隊が手を合わせて祈ってる
体だけでも、みんなのいる、 本部に持って帰ることができる
俺は、何もせずにずっとかいとの体を抱きしめ続けてた
血で前がよく見えない自分の瞳から、大粒の涙が溢れてきて止まらなかった
三日月みかん
三日月みかん
三日月みかん
三日月みかん
三日月みかん
コメント
1件
読むの辞めるわけないじゃないですか!?続きが気になりすぎてしょうがないです!