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ショウ
ん………
ショウ
…？
ショウ
ここは…？
ショウ
教室…だけど、誰もいない…
ショウ
なんで僕、教室で寝てたんだろ…
あ、ショウくん起きた？
ショウ
あ、うん…
ショウ
（良かった、まだ人いた…）
大丈夫？
痛いところとかない？
ショウ
ないけど…
ショウ
僕、何かしたの？
覚えてないの？
ショウくん、倒れたんだよ
ショウ
え、そうなの？
うん
急に倒れたから、みんなビックリしたのよ
ショウ
そうなんだ…
ショウ
心配かけてごめんね
っ…！
ぜ、全然…！
（反省してる顔も可愛い…♡）
…もう何も突っ込まないぞ
（あ、そうだ）
（いいこと考えた…♡）
ショウ
…じゃあ、僕、塾あるから帰るね
待って
ショウ
え？
ショウ
な、なに？
ホントに反省してるなら…
私のお願いくらい、聞いてくれるよね…？
ショウ
…わかったよ
（やった…！！）
じゃあ、私と…
キスして…？
腐女子にも程がある
ショウ
は…？
なぁに固まってんの笑
簡単だよ、キスするだけだもん
ショウ
（僕にとっては簡単じゃないんだ…！）
人生最大のピンチである
ね？
ショウ
（どんどん近付いてくる…！）
ショウ
（誰か、助けて！！）
村丘花実
大丈夫でしたか、ショウさん
ショウ
ありがとう、助かったよ
村丘花実
お役に立てて何よりです
ショウ
でも、なんで分かったの？
村丘花実
ショウさんのクラスの担任教師から、部屋の確認を頼まれたので
村丘花実
教室に向かってたんです
村丘花実
ちょうど近くまで来た時に、声がしたので
ショウ
それが僕達だね
村丘花実
はい
ショウ
そっか
ショウ
まぁでも、ホントに助かったよ
ショウ
ありがとう
ショウ
（あの後…）
村丘花実
やめなさい
誰！？
…村丘！？
村丘花実
何をしてるんですか
アンタには関係ないことよ
村丘花実
言いなさい
まぁ、何をしてたかは教えないけど
ショウくんはわたしのものだから！！
村丘花実
ショウさんはその気じゃないそうですが
うるさい！！
邪魔者は黙っとけ！！！
村丘花実
…あらあら
何よ！！！
村丘花実
そんな荒い言葉使いをしてはなりませんよ…
急になに言い出すのよ！
村丘花実
そんな女の子を、誰が好きになるんでしょうね……
はっ…！！
ショウく──！！
村丘花実
ショウさんは、貴方のものでは無い
村丘花実
痛い目にあいたくなければ、とっとと失せなさい
っ……！！
お、覚えてなさい…！
ショウ
（ってことになったんだよな…）
村丘花実
どうかしましたか？
ショウ
ううん、何も
村丘花実
じゃあ、私はこっちなので
ショウ
うん
ショウ
じゃあ、またね
村丘花実
はい、さようなら
全然出て来なかっただけで いるからね！？
僕の存在忘れないでね！？
次回！
女性恐怖症はタイヘンです！ 第3話！
「強いあの子」
お楽しみにー！
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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