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シャワーを終えたるりは、黒尾から渡されたTシャツ一枚を着て、髪をタオルで拭きながらベッドに腰を下ろしていた。
るり
黒尾
黒尾はニヤつきながらベッドに腰を下ろし、背中からそっと抱きしめてくる。
黒尾
るり
黒尾
るり
ぴしゃりと言ったはずなのに、彼の声のトーンが低くなった瞬間、空気が変わった。
黒尾
黒尾の手が、そっと太ももに触れる。その手はあたたかくて、でも熱を持っていた。
るり
黒尾
みくの言葉を遮って、黒尾が囁く。
黒尾
黒尾
るり
そう呟いた瞬間、黒尾の唇が重なる。 深く、ゆっくりと、息を奪うように。
舌が絡むたび、身体の奥が火照っていく。 ツンと張っていた心の壁が、溶けていくようで
るり
黒尾
Tシャツの裾をめくりながら、黒尾の指先が肌に触れてくる。背中をなぞられるたびに、思わず声が漏れてしまう。
るり
黒尾
黒尾
低く甘い声で囁かれながら、黒尾の体温に包まれて、るりはその夜、何度も名前を呼ばれる。
ベッドのきしむ音と、重なる吐息。 ツンデレなその強がりも、今夜は全部、黒尾にほどかれていく――。