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果てしなく続く道、まだ見たこともない景色
見ることが出来たらどんなに嬉しいことだろうか
鳥のように自由に羽ばたくことが出来たらどんなに楽しいのだろうか
そんな思いを隠しながら、俺は狭い鳥籠に1人きり
重い鎖に繋がれて、世界を知れないまま
くだらない
見たい
飛びたい
たくさんの人と出会い巡り会いたい
だけどそんなことが叶うはずがない
だから俺は
''この世を去るんだ''
誰も見られず小さな小さな星となって、静かに飛び立つんだ
それが唯一の空の舞い方
康太(コウタ
そう言いながら俺は目を伏せた
深呼吸をして、地に「さよなら」と唱えながら
俺の人生は静かに幕を閉じた
康太(コウタ
そう、思っていたのに
康太(コウタ
早く空を舞えると分かっていても、身体が動かない
本能が怖いと叫んでるんだ
康太(コウタ
あと何回繰り返すのだろう
このつまらない繰り返しの人生はもう嫌だ
少しでいいから、変わった人生を送ってみたい
そしてあわよくば、はるか遠くへ行ってみたい
??
それが俺の、心からの願いだ
康太(コウタ
??
誰だろう、この子は
康太(コウタ
??
康太(コウタ
音が無く、人間味がない感じ
失礼だけど、少し気味が悪い
??
康太(コウタ
??
康太(コウタ
??
康太(コウタ
??
康太(コウタ
??
お互い名前も何を知らない
だからなのか、人に言えない話がしやすく感じる
??
康太(コウタ
康太(コウタ
康太(コウタ
??
康太(コウタ
??
康太(コウタ
康太(コウタ
康太(コウタ
康太(コウタ
康太(コウタ
それから3日、あの子と会うことは無かった
でも君もここに居たということは、、、
君も、俺と同じなのかな?
名前だけでも聞きたかったな
君は一体誰で何がしたいの?
俺には何も分からない
この世がとれほど広く美しいのかも
俺自身のことも
分かるはずがないんだ
知ることを諦めてしまっているから
また明日も、俺は空を舞おうとする
今度こそは同じ人生の繰り返しとならないように
この世との縁を切るんだ
それが唯一の鳥籠からの抜け穴だから
ただ、舞う前にもう一度とあの子と会えたら
少しだけ、嬉しいかな